時間管理で健康管理!? ハイパフォーマーが心がけている行動習慣

時間管理で健康管理!? ハイパフォーマーが心がけている行動習慣

2015年05月17日
  • ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。

    休み明けで動き始めた体に適切な行動習慣を吹き込むために、今回はハイパフォーマーが心がけている行動習慣を取り上げたいと思います。

ハイパフォーマーとは

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    時間あたりの高い成果を出す方をハイパフォーマーと定義しています。同じ成果を出す方でも長時間労働になる方はハイパフォーマーとは言いません。

    私は12年以上、何にどれだけの時間を使っているのかを記録し続け、パフォーマンスと時間量の相関関係や体のリズムについて把握してきました。

    また、不定期で開催したセミナーの経験から、ハイパフォーマーの行動習慣が見えてきました。結論を言うと「時間管理で健康管理」をすることがハイパフォーマンスにつながります。

    一見、何の結びつきもないように思われる時間健康、そしてハイパフォーマンスですが実は密接な関係性が3つあります。

1. 睡眠時間

  • 「ハイパフォーマーは、自分に必要な一週間の平均睡眠時間をきちんと取り続けている」

    個人差はありますが、眠気を感じずに高い集中力を維持し続けるために必要な睡眠時間は一定量存在しています。週末によく寝溜めしてしまうのは、不足している睡眠時間を体が欲しているからです。

    要するに、平日に集中力が低い状態で自分に鞭打って睡眠時間を削っており、そのせいでまた集中力が下がるようなものです。

    むしろ、十分と言えるほど眠ってから、仕事に取りかかった方が良いに決まっているのです。これを実行できていないのは、自分に必要な睡眠時間量を認識していないことが原因です。

    毎日何時に寝て、何時に起きるかを意識するのではなく、1週間の合計睡眠時間が何時間で、それは1日平均で何時間かを把握することで割り出しましょう。

    時間配分_野呂10年分

    12年間、時間記録を続けてきた私は、1週間の睡眠時間の平均値が10年間分の睡眠時間の平均値と一致しているという法則を見つけました。

    睡眠時間は1日の時間うち約3分の1を占めますが、これらをゼロにすることは不可能です。

    むしろ必要な時間量を所与としてとらえ、取り続けることで時間あたりの最高のパフォーマンスを出せるようにすることが肝心です。

2. 労働時間

  • 「ハイパフォーマーは毎日過労死ラインを超えることはない」

    過労死ラインとは、健康障害リスクが高まるとされている時間外労働時間を指す言葉です。月80時間、1か月の労働日を20日とすると、1日4時間の時間外労働が続く状態のことを指します。

    労働時間が長くなることによって、帰る時間が遅くなり、心に余裕がなくストレスフルな状態になります。

    そのため、スマートフォンを眺めてしまったり、ぼーっと過ごしてしまったりして結果として寝るのが遅くなる、起きることが遅くなる、という悪循環に入ってしまうことになりかねません。

    労働時間を短くする手段の中でも、オフィスワーカーに共通して有効なのはメール処理と探し物・データ検索の時間を短縮することです。

    時間配分_オフィスワーカー統計

    米マッキンゼー社の調査によると、オフィスワーカーの労働時間の28%がメール処理に使われ、19%が探し物に使われているという結果が出ています。

    メール処理を短くするには、単語登録とメールの受信ボックスのフォルダ分けを行うことが肝心です。

    単語登録を活用すると、文章の文字を打つ回数を大幅に削減することができます。過去1週間に自分が送付したメールを全てチェックし、複数回記載している単語や一文を全て登録するのがオススメ。半年〜1年に1回それを見返して再度登録するようにすると尚良いです。

    受信ボックスのフォルダ分けは、一度確認したメール文は既読フォルダに全て割り振ってしまい、受信トレイには常に未処理のメールのみが残るようにするやり方です。

    メール文章の二度見がなくなり、かつ未処理で残ってしまうリスクも軽減することができます。「あのメールはどこへいったかな〜」と何度も探してしまうことをしていませんか。心当たりがある方はぜひやってみてください。3日で効果を体感できるはずです。

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    探し物については、デスク周りの物理的な整理整頓だけでなく、PC内のフォルダやネットワークフォルダの整理整頓も欠かせません。

    よく使うフォルダやファイルはまとめておき、ワンクリックでも短く操作したり、毎日見るものは常に開いている状態にしておくなどの工夫が、毎日積み重なって大きな効率化になります。

    これらの手段を使えば、成果はそのままで労働時間を1時間短くすることができるはずです。

    その短くなった時間で早く帰宅し、睡眠を十分にとって集中力が高い状態で仕事に取り組むという好循環を生み出すことができます。

3. 生活習慣の時間帯

  • 「ハイパフォーマーは決まった時間帯に決まったことを行っている」

    ハイパフォーマーの方は、決まった行動リズムで毎日を過ごし、決して徹夜してしまったり、飲み会の翌日にグロッキーになっているなんてことはありません。

    自分の体のリズムを理解し、そのリズムを守ることでハイパフォーマンスを出しています。

    「朝型の方が集中力が上がる」、「夜型は集中力が上がらない」ということをよく耳にしますが、重要なのは体内リズムであって絶対量の時間ではありません。

    その上で体内リズムがどのように外界の影響を受けるのかを理解し、それに沿って行動することが大切です。

時間医学という概念

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    以上の3つの観点でハイパフォーマーの行動習慣を取り上げました。

    実は、これらは従来より「時間医学」という分野で唱えられてきた内容に深い関係があります。

    時間医学では

    ・睡眠覚醒リズム、メラトニンリズム、深部体温リズムに合わせる

    ・睡眠時間が4時間30分以下と8時間30分以上の人たちは死亡率が高い

    ・睡眠の貯金はできず、借金は返せるが体内時計のリズムを乱すことになり自律神経のバランスを壊してしまう

    と言われており、その体内リズムを適切に保つために生活習慣を一定にすること、睡眠時間を一定量(7時間)取ることを提唱しています。

まとめ

  • 労働時間が長すぎては十分な睡眠時間を取れるはずがありません。きっちり仕事をする上では集中力を高くして取り組むことが求められます。

    そのためには、労働時間を長くすることで解決するのではなく、早く帰って十分に寝て、高い集中力で仕事に取り組むことができる習慣をつくることが大切です。

    自分に必要な適切な睡眠時間を把握し、それを第一優先にして生活習慣を築くことができると素敵ですね!

    ・参考文献:健康は「時間」で決まる
    <ナビゲーター>
    プロフィール
    野呂 浩良 Hiroyoshi Noro
    時間管理の匠

    タイムシフト株式会社 代表取締役
    グロービス経営大学院大学MBA・経営学修士
    Points Of You 認定トレーナー(国際資格)

    詳しいプロフィールはこちら>

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