
【成人式にも!】着物の正しいマナーと美しい所作で女子力アップ!
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慣れてなくても大丈夫!少しのコツで美しい着物姿に
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新しい年が始まり、初詣などで着物姿の女性を見かける機会も多いこの時期。
美しく着物を着こなしている人を見ると、「普段から着ているのかな?」「やっぱり着慣れていないと難しいよね」なんて思ってしまいますが、そんなことはありません。
ちょっとしたポイントや、着物を着た時のルールを少し知っているだけで、慣れない着物も美しく快適に過ごせるようになります。
今回は、着物の所作やマナー、持っていると便利なアイテムまでを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1:基本の動作
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着物を着ている時は、背筋を伸ばし、常に正しい姿勢を意識しましょう。
立っている時、歩く時、座る時は背筋を伸ばし、手は肘を軽く曲げ、指先をおへその辺りで重ねましょう。
足元は、少し内股にして、片足を2,3cm程後ろに引くと、美しい立ち姿になります。
歩くときは歩幅を狭く膝を広げないようにしてください。車の乗り降りは、帯がある分いつもより自分の体に厚みがあることを意識してシートに浅く座り、両袖を腿の上で重ねて軽くおさえ、足を揃えて腰から体の向きを変えましょう。
2:着物で食事
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着物を汚さないよう、ハンカチやナフキンを広げて膝にかけます。
着物のときは二つ折りにしなくてもマナー違反ではないので、大きく使って汚れないようにしましょう。少し腕を伸ばして物を取る時は、反対側の手で袖口の下を軽くにぎり、おさえてください。
肘が出ないようにして腕を伸ばすことで美しく見え、大きな袖やたもとを汚さずにすみます。食べるときは、一口サイズで少しずつ。食べこぼしにくくなり、大きな口を開けないことで上品な食事姿になります。
3:訪問先でのマナー
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履物を脱いであがる場合は、前を向いたまま脱ぎ、上がってから履物に向き直し、かかと側を手前に揃えましょう。
後ろ向きに上がるのはマナー違反になります。座布団やイスに座る時や飲み物を出していただいた時は、相手の方に勧められてから。
畳の縁、敷居、座布団の端を踏むのは失礼になるのでやめましょう。
「線は踏まない」と覚えておくと良いかもしれません。
4:着物でトイレ
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着物、特に振り袖を着ている時、一番の難関がトイレ。「着崩れしてしまう」「汚してしまいそう」と思って、「トイレは我慢!」なんて話も聞きますが、そんなワケにいきませんよね。
振り袖のときは、袖、たもとを2つに折り、脇の下辺りで帯に挟み込みます。ちょっと挟むくらいだと、するっと落ちてしまうので、グッと押し込むようにしてください。
そして、左の裾、右の裾、左の襦袢の裾、右の襦袢の裾の順番で左側は左手で、右側は右手でまとめて持ち上げましょう。
トイレが終わったら、反対の順番で右の襦袢からおろし、最後に左の裾をおろして整えます。
5:持っておくと便利なグッズ
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▼グッズ1:着物クリップ
(出典:rakuten)
トイレや手を洗う時などに、袖、たもとを留めておけば安心。着物に跡もつきづらいです。▼グッズ2:へアゴム
(出典:muji.net)
クリップだと、外れてしまうのではないかと不安な方は、裾や袖をヘアゴムでしばってしまうのもひとつの手。クリップよりは、着物に跡がつきやすいけれど、長時間でなければ深いシワはつきません。
ゴムに飾りが付いていると引っかかるので、飾りが付いてない物を選びましょう。▼グッズ3:コーム
(出典:b-zone)
着物の襟や胸元がゆるんでしまったら、指ではなくコームの柄を使って、帯の中にゆるみを少し押し込んであげると、シワ、ゆるみの応急処置ができます。
アップにしている髪の中がかゆい時にも使え、着物スタイリストが持っているアイテムのひとつでもあります。▼グッズ4:大判のハンカチ
(出典:rakuten)
食事をする時のナフキン代わりにもなり、予備のハンカチとしても使えるので便利。▼グッズ5:草履カバー
(出典:rakuten)
突然雨が振ると、傘はコンビニでも買えるけれど足元はどうしようもないですよね。
草履も足袋も濡れてしまうと、足元から体がどんどん冷えてしまいます。
草履カバーは小さく折り畳めるので、ひとつあると便利なアイテムです。
着物の着付けをちょっと学んでみたいな、と思った方へ
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※以下は2015年1月8日現在、募集を行っている講座です。時期により、開講される講座は異なります。
ひと通り着付けの流れを見た後、着付けのやり方を教わります。
洋服で使うアイテムを取り入れた着物の遊び方も一緒に教わることができるほか、着物の脱ぎ方、たたみ方も教えてもらえます。半日でカジュアル着物(小紋)とお太鼓結び(名古屋帯)の結び方をマスターできます。
少人数制のマンツーマンに近い形なので、和気あいあいとした雰囲気です。
まとめ
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着物を着ている時は、常に緊張させておくのは背筋だけで、あとはリラックスして柔らかく動いてくださいね。
『縦のラインはまっすぐに。横のラインは内側に』を意識しておけば、それほど気を使わなくても、大きく着崩れることはありません。
それだけで自然と美しい着物姿になりますよ。
キレイな着物と美しく見える所作で、なでしこ美人を目指しましょう♬