
入学式シーズン到来!プロのカメラマンも実践している子どもの写真の撮り方
せっかくの子どもの記念日は、写真で失敗したくない!
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入学式シーズンがやってきました。読者の中には、「今年は子どもが小学校に入学する」というご両親もいるのではないでしょうか。
子どもはじっとしていることが少なく、思ったように表情を作ってくれないことが多いので、写真を撮るときも一苦労。できあがった写真をあとから見返して、「こんなはずじゃなかった!」と後悔したくはありませんよね。
一生に一度の小学校の入学式は、晴れ姿をかわいく写真におさめてあげたいもの。そのためには、ちょっとしたポイントをおさえることが重要です。
今回は、プロのカメラマンも実践している、上手に子どもの写真を撮るためのテクニックを紹介します。
構図を考えてプロのような写真に
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なんてことない風景も、構図しだいでドラマチックな写真にできあがるもの。写真を撮るときに意識して、いつもとひと味ちがう写真にしてみましょう!
1:左右にずらして撮る
被写体を中央に置くのではなく、だいたい全体の3分の1くらいの位置にずらして撮りましょう。素人っぽさがなくなり、バランスのよい写真に仕上がります。
もう少し変化をつけたいな、というときは、カメラを斜めにして撮るのがおすすめです。写真に動きが出て、表情がいきいきとして見えるようになります。
2:桜を背景に入れるときは、望遠で遠くから撮る
入学シーズンと言えば、やっぱり桜。校内や通学路にある桜並木などで、記念撮影をしておきたいですよね。
桜を背景にするときは、望遠で遠くから撮ってみましょう。画面いっぱいに桜が写り、華やかな写真にすることができます。
3:看板といっしょに撮るときは広角レンズを使う
「入学式」の看板といっしょに写真を撮るのは、定番中の定番。どこの小学校に、いつ入学したか……ということを記録することもできるので、ぜひ1枚撮っておきたい写真です。
看板の文字がすべて写真におさまるように、広角レンズを使い、ズームレンズで1番広く撮れるサイズに設定しておきます。
スマートフォンやコンパクトデジタルカメラの場合は、撮る人が後ろに下がり、ズーム機能で調整しましょう。
また、子どもを看板の真横ではなく看板の手前に立たせてあげると、人物が大きく見え、バランスのよい構図になります。
シャッターの設定で失敗を防ぐ
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動きの多い子どもの写真は、シャッターチャンスを捉えるのが大変。シャッターの設定を少し変えておけば、失敗を軽減することができます。
4:ISO感度を高くする
ISO感度とは、デジタルカメラが光をとらえる能力を表した値です。シャッタースピードを速くすることにより、ブレを抑えることができます。動いている状態のものでも、静止状態の写真を撮ることが可能です。
フラッシュを使わなくても、適正露出にすることができるため、ホールでの式中の写真を撮るときなど、薄暗い場所での撮影にも効果的です。
5:連写機能を使う
子どもは、予期せずころころと表情を変えるもの。「今の表情、よかったのに!」と思うころには、シャッターチャンスを逃してしまう……なんて経験をした人もいるのではないでしょうか。
そんなときは、連写機能を使ってしまいましょう!たくさん撮った写真の中に、ベストな表情のものが1枚はあるかもしれません。
カメラに慣れていない初心者の方は、とにかくたくさんシャッターを押して、数ある中からよく撮れたものを選んでいくことをおすすめします。
子どもの表情を最大限引き出すために、覚えておきたいこと
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せっかく写真がキレイに撮れても、子どもの表情がイマイチだったらあまり意味はありません。記念日の写真をいきいきとした表情で撮ってあげることができるように、覚えておきたいポイントを紹介します。
6:無理に笑顔の写真を撮ろうとしない
お母さんやお父さんは、「記念写真は、やっぱり笑顔で撮らなくちゃ!」と、カメラの前に立たせて笑顔を求める……なんてことをしてしまいがちです。
でも、無理に笑顔をつくらせるのではなく、自然な表情の写真もたくさん撮ってあげましょう!
お友達といっしょで楽しそうな様子や、式前に少し緊張している様子など、何気ない表情が思い出になったりするものです。
7:会話を楽しみながら写真を撮る
カメラの前に立たせて、「笑って!」と言われてしまうと、緊張して表情がこわばってしまいます。それよりも、「新しいお友達楽しみだね」「先生はやさしそうだった?」など、会話を楽しみながら写真を撮ってあげましょう。
「◯◯ちゃん、元気な声でお返事できたね!」など、褒めてあげながら写真を撮るのも効果的。自然な笑顔の写真が撮ることができますよ!
おわりに
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せっかくの入学式だからと気負うことをせず、いつも通りに写真を撮ることを楽しめば、きっといきいきとした表情をとらえることができるはず。
お父さんとお母さんが笑顔でカメラを持てば、きっとお子さんも素敵な表情を向けてくれます。
親子で楽しんで、とっておきの入学式の思い出を残してくださいね。