映画でまなぶ!若手起業家におすすめする厳選映画4作

映画でまなぶ!若手起業家におすすめする厳選映画4作

2015年04月28日
  • 最近、何かとスタートアップ・ブームと呼ばれますが、起業するって大変なことです。

    組織を作り、仕組みを作り、顧客を見つけて、売上を作る…。新しいことをゼロから立ち上げる際には、本人しか理解できない数々の困難があります。

    そんな悩み多き起業家にインスピレーションを与えてきたのが、映画です。

    苦境を乗り越えていく主人公の生き様には、自らの行動指針や目標など、起業のヒントが数多く含まれています。

    今回は、新しい挑戦に立ち向かうアントレプレナー必見の映画を4つご紹介します。(注意:ネタバレあり)

ゼロから組織を立ち上げるための究極マニュアル!

  • 7人の侍
  • 『七人の侍』に学ぶチーム作り

    (出典:Amazon.co.jp

    最初は誰でも1人から始まりますが、ビジネスは本質的に1人ではできません。起業家の立ち上げを左右する最大のポイントはチーム作りと、よく言われます。

    スキルも経験も豊富な精鋭がビジョンに共鳴して、一生懸命に汗をかいてくれる…そんな理想のチームはどうやったら作れるのでしょう?

    チーム作りの神髄が学べる映画が、ずばり『七人の侍』。フランシス・フォード・コッポラやジョージ・ルーカスなどハリウッドの巨匠に影響を与えた黒澤明監督の代表作です。

    行き場の無かった浪人侍たちが、野武士の襲撃から農民を守る大義名分のもとにチームを作り、壮絶な戦いを演じるというストーリー。貧乏ゆえに、高給取りの武士を護衛として雇えない村の長老。彼を見かねた主人公・勘兵衛が支援をコミットし、メンバー組成に向けて動き始めます。

    個性的な浪人たちと出会い、スキルや人間性を見定め、村人を守るという大義名分と人情で落ちぶれていた彼らを1人ずつ口説く様は、正に現代のスタートアップのチーム作りそのもの。後半の戦闘シーンが有名ですが、前半はリクルーティングプロセスだけで放映時間がほぼ占められているのです。

    過去の栄光から落ちぶれた「駄目人間」でチームを作るストーリーは、ハリウッドの『アルマゲドン』や『スター・ウォーズ』でも真似され、お決まりのパターンとなっていますよね。

    ノイズの多い作品を3時間かけて見るのはそれなりに気合が要ります。チーム作りに立ち向かうアントレプレナーは、まず前半だけを見てチームビルディング術を学んでください!

1対11の孤立状態から満場一致へどんでん返し!

  • 12人の怒れる男
  • 『十二人の怒れる男』に学ぶ説得術

    (出典:Amazon.co.jp

    ビジネスを立ち上げるには周囲の協力が必要です。

    どれだけ素晴らしいアイデアを持っていても、顧客獲得、資金調達、採用など、周りを説得して協力を仰がないと推進力は生まれません。

    そんな1人で周りを巻き込む力を教えてくれるのが、この『十二人の怒れる男』です。

    この映画は、少年犯罪の判決を下さなければならない12人の陪審員たちの話。父親殺しの罪に問われた少年被告には不利な証拠が多く、詳細を議論せずとも有罪は明らかというシーンから始まります。

    12人中11人が有罪に傾く中、1人の陪審員が異議を唱え、口頭術を駆使して残りの11人を90分で説得していきます。1人また1人と説得する主人公の話術には、論理構成力や大衆心理を捉まえたプレゼン術、対立軸がある際の交渉術など、相手を意識したコミュニケーションのコツが隠されています。

    同様の内容は、スタンフォードMBAの授業でも取り入れられています。事業説明に必要な説得力を磨きたい起業家におすすめの一作です。

最後に勝敗を決めるのは夢を追う心の強さ!

  • ガタカ-724×1024
  • 『ガタカ』に学ぶ自己実現力

    (出典:Amazon.co.jp

    ガタカ』の舞台は、遺伝子工学が発展した近未来。妊娠前から遺伝子を選んで出産することが可能になり、優秀な遺伝子を持つ「適正者」か欠陥遺伝子を持つ「不適正者」なのかが出生時に登録される、遺伝子格差が当たり前になった世界です。

    「不適正者」として生まれた主人公ヴィンセントは、本来であれば「適正者」しかなれない宇宙飛行士に憧れ、肉体的なハンディキャップや管理の目をかいくぐり、必死に夢を負い続けます。

    能力は足らずとも強力な意思で頑張り続ける姿に感銘を受けて、自らの生体IDを彼に託す応援者が現れます。チャンスを掴んだヴィンセントが、IDを偽装して宇宙飛行士訓練所に潜り込み、違法摘発の追っ手と闘いながらロケットに乗り込むまでを描くハラハラドキドキのストーリー。

    この作品から学べるのは、希望努力が支える生命力の強さ。「絶対に宇宙に行く」というヴィンセントの想いは、体力や知力のハンデを克服して、時に敵をも応援者に変えてしまいます。

    「自分は頭が良くないから」や「人脈も経験もないから」といった環境を言い訳にして、現状に甘んじているあなた。現状を打破するのに本当に必要なのは、夢見る心諦めない力です。

    為せば成る!『ガタカ』を見て自分を奮い立たせましょう。

「何故、誰のためにやるか」原体験がビジョンを生む

  • モーターサイクルダイアリーズ
  • 『モーターサイクル・ダイアリーズ』に学ぶ原動力

    (出典:Amazon.co.jp

    新しいことを始める際は、誰しもが「社会を変えよう」という高い志を持って事業を起こすもの。

    ただ、実務に忙殺されているうちに、「そもそも何の為にこんなことを始めたんだっけ」とビジョンを見失いそうになることもあります。

    そんなとき、原点に立ち返らせてくれるのが『モーターサイクル・ダイアリーズ』です。

    この作品はキューバ革命を率いた革命家チェ・ゲバラが、若い医大生時代に友人と1台のバイクにまたがって、12,000キロにわたり南米大陸を横断する様子を描いたロードムービー。世間知らずのゲバラは、旅先での出来事や地元住民とのふれ合いを通じて南米社会の現実を目の当たりにします。

    現実に対する感情や疑問が使命感に変わり、最終的には革命家としての意識が芽生えるという精神的成長を生き生きと描くこの作品。素朴な体験の積み重ねが革命家の意識へと覚醒する様子を見ると、「ビジョンや志ってこう芽生えるのか」という妙な納得感を覚えます。

    見終わった後に「自分の志の原体験は何だったか、誰の為に立ち上がったのか」を自分に問いかけると、明日への活力になります。この作品を見て、何かを変えるために立ち上がりましょう!

まとめ

  • 映画の趣味は人それぞれ、映画から何を感じ取るかも千差万別です。

    ただ、ドラマ映画は人生の縮図であり、人に感動を与えるストーリーを伝えているものが多く、波瀾万丈な体験が待っている起業家のマインドを鍛えるための最良の教本です。

    起業家もそうでない人も、何かにつまずいた時は、見たことないDVDを借りてきて映画から生きるコツを問うてみましょう。

    <ナビゲーター>

    fujimoto
    藤本 崇 Takashi Fujimoto
    ストリートアカデミーCEO

    2012年に「ストリートアカデミー」を創業。スタンフォードMBA卒。ユニバーサルスタジオにて機械設計エンジニアに従事した経験がある映画マニア。

    詳しいプロフィールはこちら>

まなぶーんにいいねして最新情報をGET!!