
材料を混ぜるだけで簡単!肌荒れにも効果アリの「アロマ化粧水」をつくろう
-
「高い化粧水を買ったのに荒れてしまった……」
「ストレスで肌荒れが治りにくい!」
「アンチエイジングがしたい」
そんな、さまざまな肌トラブルや肌の悩みを抱える方も多いかと思います。そんなときは、手作りのアロマ化粧水を作ってみませんか?今回ご紹介するアロマ化粧水の材料は、アロマショップやネットで買えるものばかりです。材料さえ揃えば自宅で簡単にできる、アロマ化粧水のレシピをご紹介します。
王道!アロマ化粧水
-
アロマ化粧水は色々な作り方がありますが、まずはアロマ精油を使った王道の作り方をご紹介します。
アロマ精油とは※植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した芳香成分です。エッセンシャルオイルとも呼ばれています。
(※アロマ環境協会アロマテラピー検定2級テキストより)精油そのものの種類が多いので、様々なバリエーションの化粧水を作って楽しむことができます。材料を混ぜるだけで、簡単に作ることができます。
【アロマ化粧水の作り方】
※30mlスプレー瓶で作る場合
お好きな精油……6滴(数種類をブレンドしてもOK)
無水エタノール……7ml
グリセリン……3ml
精製水……20ml肌の弱い方やアルコールに反応する方は、グリセリンや無水エタノールの量を調整してください。グリセリン、無水エタノールは入れなくても大丈夫です。
スプレービンは遮光瓶が望ましいですが、100円ショップなどで売られているプラスチック製のケースでも、直射日光を避け、温度が高い部屋に置かないようにするなどし、保存に気をつければ1〜2週間ほど使用することができます。
水道水を使用すると保存期間が短くなり、香りも落ちるため、精製水の使用をおすすめします。無水エタノール、グリセリン、精製水はドラッグストアで購入できます。
こんな精油がおすすめ!
-
精油の種類によって、肌への効果が変わってきます。自分の肌質や悩みに合わせて、入れる精油を選んでみましょう。
オイリー肌:ローズマリー・ゼラニウム・ラベンダーなど
乾燥肌:フランキンセンス・カモミールローマン・パルマローザなど
ニキビ:ティーツリー・ミルラ・ユーカリなど
アンチエイジング:イランイラン・ゼラニウム・ネロリなど
材料1つでOK!?芳香蒸留水でアロマ化粧水
-
(出典:フロリハナ)精油は知っているけど、芳香蒸留水って何?という方もいらっしゃるかもしれません。芳香蒸留水は、ハーブウォーターまたはフローラルウォーターと呼ばれていることもあり、かつては精油を作る過程の副産物として出ていたものですが、現在は芳香蒸留水専用とされていることも多いようです。
この芳香蒸留水ですが、これが1つあるだけで、化粧水の役割を果たしてくれます。刺激が少ないので、特に肌の弱い方におすすめです。筆者も芳香蒸留水のみを、アロマ化粧水として愛用しています。
もちろん、数種類をブレンドして使用することもできます。芳香蒸留水を2種類、3種類組み合わせてもいいですし、上のレシピの精製水を芳香蒸留水に変えるのもおすすめです。その際は、少量ずつ試し、自分のお肌にあった量に調整してください。
-
こんな芳香蒸留水がおすすめ!
さっぱり系:ペパーミント水
敏感肌:ローズ水、カモミール水など
日焼けケア:ラベンダー水、アロエ水など
ハーブティーを化粧水にする
-
ハーブティーにも同じように植物の成分が溶け込んでいます。チンキにしたり、浸出油を作る方法がありますが、一番簡単な方法は、ハーブティーそのものを化粧水にすること。
必要分の量だけ抽出し、1回のみの使用としましょう。また、煮出したばかりのハーブティーは熱いため、冷やしてから使用するようにし、やけどにも気をつけてください。
こんなハーブティーがおすすめ
ローズヒップ、ジャーマンカモミール、ペパーミント、ローズマリーなど
アロマ化粧水をつくるときの注意
-
作った時は必ずビンに「作った日付」「内容」「用途」を書いておくこと。シールを貼っておくと、間違えにくくなります。使用時にいつもと違う感じがしたり、香りが変だなと思ったら、ただちに使用をやめてください。
また、皮膚病や肌に傷があるとき、アレルギー症状のあるときは使用を避け、医師の相談を受けてから使用するようにしてください。
おわりに
-
今回3つの方法、様々な種類をご紹介しましたが、ここに紹介したのは、ほんの一握りです。好きな香りの組み合わせを見つけ、自分だけのオリジナル・ブレンドを楽しんでください。
少量ずつ肌に合うか確かめながら試しながら、自分だけのベスト・アロマ化粧水を探してみてくださいね。
<ナビゲーター>
ヨシノ エリカ
癒しのアロマ講師アロマ環境協会アロマテラピーインストラクター。タロット占い師。