今のプレゼンに限界を感じている人におすすめ!「共感」で味方を増やすIPADプレゼン術

今のプレゼンに限界を感じている人におすすめ!「共感」で味方を増やすIPADプレゼン術

2015年07月21日
  • モノ・情報が溢れ、新しい価値を生み出すことが難しくなっている現代では、その時代に適応するために色んな会社や団体の組織が変革を必要としています。

    しかし、実際に新しい考え方・やり方を投げかけても、組織が保守的で取り入れないという「見えない壁」を感じることが多くありませんか?

    ここでは、その壁と立ち向かう方法として味方を増やすためのプレゼンテーション術を教えます!キーワードは「共感」と「iPad」です。

プレゼンにおける「共感」の目的

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    プレゼンテーションと聞くと、こんな状況を思い浮かべませんか?

    A. パソコンをプロジェクターに繋いでPowerpointを使う
    B. 5人~数百人の聴き手が会場にいる
    C. ある目的のために聴衆を説得しなければならない

    今からお伝えするプレゼン術は、この3つの全てと違った状況を前提にしています。

    それは・・・

    A. プロジェクターの有無に関係なくiPadを使う
    B. 1人以上の聴き手が目の前にいる
    C. ある目的のために聴き手を説得してはいけない

    どんな状況かイメージできましたか?このピンとこなさそうなABCについてお話しします。

    A.プロジェクターの有無に関係なくiPadを使う

    プレゼンでは、利用実績のある「PC + Powerpoint」という組み合わせが一般的ですが、ここでは「iPad + Keynote」という組み合わせを紹介します。

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    ※Apple Store, GinzaでiPadを使ってプレゼン中の筆者

    Keynoteは、故スティーブ・ジョブズ氏がプレゼンをするために、2003年にMac用としてApple社が開発・発売したソフトです。2010年からiPad(iPhoneも可)でも使えるようになっています。

    筆者が「iPad版」を推奨しているのは、聴き手が1名のプレゼンならiPadの方が使用しやすいからです。当然、プロジェクターにつなげば数百名を相手にすることもできます。

    B. 1人以上の聴き手が目の前にいる

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    「プレゼンの聴き手が1人」という場面を想定すると、余程のVIP向けかなと思われるかもしれません。

    しかし、仲間を増やすためには、1人1人とのコミュニケーションを意識してプレゼンを行う必要があるのです。

    事前準備を必要とするようなプレゼンではなく、普段のお話のようなイメージ、iPadを紙芝居のように使って質の高いコミュニケーションを図るイメージでプレゼンをします。

    C. ある目的のために聴き手を説得してはいけない

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    確かに、「説得」はプレゼンターの思い通りに聴き手をコントロールできて、良さそうに思えます。

    しかしその時、聴き手が心の底にプレゼンターに「説得された」というシコリのようなものを感じている可能性があります。

    「共感」とは、このシコリがなく、心から伝えたいことを聴き手に届けた時に生まれます。

    聴き手とあなたとの価値観の重なりを共有した上で、新しい価値観を投げかけて相手を巻き込む。これこそが共感であり、仲間を作るプレゼンに必要なのです。

プレゼンにおける「戦略的企画」のコツ

  • 筆者は1998年からPowerpointを使ってプレゼンをしてきましたが、2010年からはiPadのKeynoteアプリを使ってプレゼンをしています。

    その理由は「戦略」です。筆者は、戦略という言葉を説明する際に「『戦』を『略』すこと」という表現を用いています。

    「戦」を「略」すというのは、できるだけ敵と戦わないということ。もっと言うと、ライバルと同じやり方で勝とうとしないことです。

    2000年前後はプレゼンをしている人が少なく、プレゼンをすること自体が「戦略」でした。しかし、その後一般化してきて、自分自身の「プレゼン」の陳腐化を感じていました。

    そこで一気に道具を切り替えました。それが「iPad + Keynote」です。

    2010年の7月からこのスタイルを始めましたが、効果はすぐに出ました。その理由として

    ・同じスタイルのプレゼンターの不在
    →それだけで大きなインパクト

    ・スライドデザインの刷新
    →Appleの新製品発売に際して行われるプレゼンのようにシンプルなスライドスデザインを用いる

    さらに、プレゼンを準備する上で3段階に分けて考えました。それは「企画」「デザイン」「プレゼン」です。

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    ここでは「企画」についてお話しします。3つの中で最初に考える、最も重要な要素です。

    「誰に向けて」「どんな気持ちにさせたい」「なぜそうしたいのか」と目的と理由を明確にするところから始め、「どうすればそうできるのか」という部分を盛り込むことがスライド作りの肝となります。

    この時点ではコンピューターを使ってはいけません。「手書き」が前提です。「企画」は人が考える部分であり、コンピューターは手伝ってくれません。

    「企画」「デザイン」「プレゼン」の中で、「企画」が60%の重要度を持っています。その他は、各20%程度です。しっかりと企画ができると「共感プレゼン」は半分以上完成したも同然なのです。

共感のための企画に必要な3つの要素

  • 「共感」を目指した「企画」のためには、3つの要素が大切です。これを「3感企画」と呼びます。

    要素1「あるある感」

    これは、聴き手が「それって、あるある!」と思わず口に出してしまいそうな部分です。

    それが「あなたの価値観」と「聴き手の価値観」の重なりの部分になります。この土台が共有できると、聴き手はプレゼンを前のめりで聴いてくれます。

    お互いの共通の経験や知識の話が多いです。しっかりとコミュニケーションの土台を作りましょう。

    要素2「なになに感」

    知っている話ばかりされても聴き手は「それ、知ってる話ばかり。」と思われて飽きられてしまいます。

    「なになに感」とは、プレゼンをしていて「それって、なになに?」と興味と疑問を同時に持つ部分です。実際にこの部分が投げかけ、提案となります。

    「それは思いつかなかった!」「良い話を聴けた!」と思われることを想定してください。

    それが、あなたが最も聴き手に伝えたいメッセージとなります。

    要素3「ストーリー感」

    部品を揃えるだけでは、完成しません。「どう組み立てるか?」が重要です。

    基本的に、先に「あるある感」、次に「なになに感」という順番のストーリーを組み立てましょう。

    コミュニケーションの土台を作って、そして惹きつけるという流れです。
    実際に、3つの要素を盛り込んだプレゼン企画例がこちらです。

    【テーマ】プレゼンアプリ「Keynoteとは何か?」について伝える

    プレゼンの前提
    ・ほとんどの方は、「Keynote」について知らない、または少ししか知らないということを想定する。

    プレゼンの目的
    ・良く知らない「Keynote」を一度使ってみたいなと思っていただく=見方作りのため

    プレゼンの流れ
    ・コミュニケーションの土台としやすい、誰でも知っている「Powerpoint」を「あるある感」にして、それに対しての違いを「なになに感」を出しながら伝えていく。さらに共感をえるために「へぇ~!」と思われるトピックを加えていく。

    基本的なそのプレゼンの例は、次回に事例スライドを含めてお伝えします。

まとめ

  • 共感のためのプレゼンテーション術、いかがでしたか?

    普段のプレゼンに壁を感じている人には、「iPad + Keynote」の組み合わせにぜひ挑戦していただきたいと考えています。

    次回、「Keynote」のスライドデザインの特徴をご紹介します。

     
    <ナビゲーター>
    古杉先生 古杉 和美 Kazumi Kosugi
     iPad × ビジネススキルで創造力アップ!

    Apple社のiPadアプリ「Keynote」「GarageBand」

    「iMovie」を使って、プレゼン、音楽、映像でメッセ

    ージを伝える力を高めるお手伝いをします。

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