
「多動力」から学ぶやりたいことをやるために内定者が入社までにすべきこと
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堀江貴文さんの新著「多動力」が今、話題になっています。今回はそんな現代を生き抜くために必要な「多動力」について、内定者が入社までにすべきことをまとめてみました。就活生や、内定者などにおすすめです。
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多動力 NewsPicks Book
堀江貴文のビジネス書の決定版! !
一つのことをコツコツとやる時代は終わった。
これからは、全てのモノがインターネットに繋がり、全産業の〝タテの壁〟が溶ける。
このかつてない時代の必須スキルが、あらゆる業界の壁を軽やかに飛び越える「多動力」だ。第1章 1つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
第2章 バカ真面目の洗脳を解け
第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
第4章 「自分の時間」を取り戻そう
第5章 自分の分身に働かせる裏技
第6章 世界最速仕事術
第7章 最強メンタルの育て方
第8章 人生に目的なんていらない(画像、文章ともにamazonより出典)
多動力とは「異なることを同時にこなす力」
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学生にとって「多動力」はあまりに耳馴染みのない言葉なのではないでしょうか。「多動力」とは、異なることを同時にこなす力を指します。堀江さんも本書の中で、「1つの仕事をコツコツとやる時代は終わった」「両輪で回せ」と1つではなく、複数のことを同時に手がけるべきだと語っています。
今やAIやIotと言った新技術によって業界の壁はどんどんなくなり、現在ある仕事のうち今後10年から20年の間に約47%がなくなると言われています。
更にこれからは「オープンイノベーション」の時代。誰かが新しいサービスや仕組みを作ったら、それを公開しみんなで改良したり、新しい組み合わせを考えたりして、さらに新しいものを作るというのが「オープンイノベーション」です。
自分だけが持つ価値や肩書にこだわってしまうと、新しい仕事を得る機会をなくしてしまったり、イノベーションを起こすタイミングを見失ったりしてしまう。
これからの時代には、一つだけの肩書ではなく複数の仕事に横断的に取り組むことが社会で生き残るための一つの方法であるという話です。
またただ取り組むだけではなく、あくまでやりたいことをやるための方法でもあります。自分から率先して手をあげてやりたいことをするために多動力は必要なのです。
多動力とはやりたいことだけをやる力
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ただ、会社の仕事だけでなく幅広くいろんなことをしろと言っているわけではなく、自分のやりたことに率先して挑戦していく、次から次へとハマる力を多動力と言います。
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一度深くまでハマり、あっさりと次へ移る。これからの時代は、そうやって80点取れるものをいくつももっている人が強い。
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「多動力」の源泉は好奇心と集中力だ。この2つを身につけるには「ハマって飽きる」をひたすら繰り返すことが重要だ。
”
自分の好奇心に身を任せれば、あとは自然と集中力がついてくる。集中力がつくと一つのことをより深く詳しくなり、その経験が他のことにもいきてくるようになると言うことです。
そしてやりたいことをするためにはこんな考え方をなくす必要があります。
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もったいない
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今、自分が持っている力やリソースだけで何か新しいことに取り組もうと思っても幅は限られるし大体うまく行かない。
やりたいことをやるためには、
”
資産や資格なんていっそ捨ててしまおう。
自分がもっているものをなんとか生かそうとすることであなたの動きは遅くなる。
手持ちのカードを捨て「やりたいこと」に最短距離で行こう。
”
自分だけで何かを成し遂げようとするのではなく、自分の力は何も無いと思い込み、プライドを捨てて新しいことに挑戦する姿勢こそこれからの社会で活躍する多動力を持った人間なのです。
では、やりたいことをするためには自分のもっているカードを捨てて新しいことに挑戦するだけで良いのでしょうか。
本書の中で堀江さんは「教養」が必要であると語ります。
多動力を支えるのは「教養」
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ただ、サルのようにハマり自分のプライドを捨て好奇心に身を任せ集中していればいいというわけではありません。
多動力を支えるのは、「教養」なのです。
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教養とは、表面的な知識やノウハウとは違い、時代が変化しても変わらない本質的なこと
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堀江さんの考える教養とは本質的なこと。
また、その本質を身につけるためには歴史を知ることが大切であるとも。
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歴史を深掘りし、海外事例まで調べることで、知識の幹となる本質にたどり着くことができる。繰り返すが、これこそが「教養」だ。
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歴史を知るということは、社会がどのような失敗や成功を繰り返し今の形になったのかを知ることができます。
実際に失敗や成功をして経験をしなくても、歴史をすればこれからの未来を創造することができるのです。
多動力をつかって自分のやりたいことを、業界問わず横断的にするためには本質という教養を身につけることが大切なのです。
最後に必要なのは自分の分身に働かせる技術
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教養が身についたとしても、その教養を自分の中にしまいこんでいては多動力が身についているとは言えない。やりたいことを見つけ教養を身に着けたら、自分より教養を持っている人ややりたいことを実現するために必要な知識を持つ人を巻き込まなくてはならない。
堀江さんは本書でこんなことも言ってます。
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どうせなら手元にカルピスの原液の一升瓶を抱え、周囲に大量のカルピスを分け与える。そんな原液まみれの濃密な人生を歩むことを意識しよう。
”
ここでいうカルピスとはやりたいこと。
アイディアの原石であり、教養があるものです。
アイディアを分け与え自分のやりたいことを実現へと導きましょう。それこそが多動力であり、やりたいことの実現に必要な人を巻き込む力です。
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あなたの発言やアイディアに、あなたが知らない人までもが熱狂し、働く。そういう仕事をするように意識しよう。
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多動力を駆使するために必要な勉強
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多動力とは自分のやりたいことを次から次へと見つけハマっていく力だと言いました。
またそのためには、①本質を知ること、②自分のプライドを捨て③人を巻き込むこと。
の3つが必要でした。
ではこの3つを身につけるために必要な勉強法をまとめてみたいと思います。
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①本質を知る
本質を知るために必要なこととして堀江さんは本書の中で”歴史を学ぶ”ということをあげていました。
しかし、むやみやたらと情報を集めたところでまとめられなかったら意味がありません。
時系列や、物事の関係性などを体系的にまとめられないと歴史を学んだところでその知識を活かすことはできません。
つまり歴史を学んだ上で必要なことはロジカルに考えるということ。
【ロジカルシンキングのオススメの本】
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく世界20カ国で販売されている中高生でも簡単にわかるような問題解決能力のトレーニング本。世界のコンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーで長年働いていた筆者直伝のこの本でロジカルシンキングを身に着けよう。
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【ロジカルシンキングが学べるオススメの講座】
SEとして活躍しながらも、仕事でのつまずきを少なくするためにわかりやすい仕事術のセミナーを開く講師からのロジカルシンキングセミナー。
型を知り、楽しみながら受講したらいつの間にかロジカルシンキングできるようになってるかも。
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②自分のプライドを捨てる
資産や資格を捨てる、自分のプライドを捨ててわからないことは人に聞くことが大切。
しかし、そう簡単には一度手にいれたモノを手放すことはできません。
自分のプライドを捨てるためにもマインドセットをする必要があります。
自分は何もできないそう思うことで、新しい勉強に対する好奇心や人に素直に質問できるようになるのではないでしょうか。
【自分を操れるようになる】
かの有名なメンタリストDaiGoが書いた自分を理解し、集中力を高めるための本。
自分を正しく理解することでプライドを取捨選択することができるようになると思います。
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③人を巻き込むこと
自分一人でできることは少ない。
今まで持っていた資産を捨てるということは、それでけ自分が何もできない人間になるということです。
やりたいことをやるためには、他の人の助けが必要なのです。
そのためには、他人を巻き込んで自分のやりたいことの実現のために協力して貰わなければなりません。
人を巻き込む力を身に着けなくてはならないのです。
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【リーダーシップを身に着けよう】
自分のやりたいことに巻き込むためにはリーダーシップが大切です。
どんなリーダーになりたいか、どんな人を巻き込んでなにを実現したいのか。
多動力を養いたい人にはオススメの講座です。
最後に
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多動力は一朝一夕では身につきません。
まずは率先してやりたいことに挑戦する。
自分か手をあげて、プライドをすて人を巻き込み、やりたいことのためだけに動く。それが新時代の多動力を駆使したキャリアの作り方です。