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【ベンチャー社長が学びに行く:第3回LiB松本社長】
婚活中の松本さんが、築地で魚料理に挑戦してみた。
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体験レポーター:松本 洋介
新卒でリクルートに入社したのちに、最高執行責任者(COO)として株式会社トレンダーズに入社。2012年には営業担当取締役として、トレンダーズを東証マザーズへ上場させました。
その後、数々の活躍を経てトレンダーズを卒業し、自身の会社「株式会社LiB」を設立。
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こんにちは!体験レポーターの松本 洋介です♫
今回は、Kondo Sayuri 先生が開催されている
『魚をさばく初級編イワシを2尾さばく』
に参加してきました!
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こんにちは、まなぶーん編集部です。
ベンチャー経営者の方に経営に役立つスキルや、新たなまなびをからだを張って体験いただくこの企画。第三弾は、株式会社LiBの松本洋介氏に挑戦していただきます。
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松本さんは新卒でリクルートに入社したのちに、最高執行責任者(COO)として株式会社トレンダーズに入社。2012年には営業担当取締役として、トレンダーズを東証マザーズへ上場させました。
その後、数々の活躍を経てトレンダーズを卒業し、自身の会社「株式会社LiB」を設立。
LiBz CAREERは、ハイキャリア女性のための会員制転職サービスです。
「もっとキャリアアップをしたい」という女性だけでなく、結婚や出産、育児などを経たのちに「家庭の状況や子どもの成長とともに働き方を見直したい」という女性のキャリアも応援しています。
■公式サイト:LiBz CAREER
そんな女性のための会社を経営している松本さんですが、現在独身。三十路も曲がり角、そろそろ結婚して家庭を持ちたい……とふと思うことも。
このまま独身貴族を貫くにせよ、いずれ結婚するにせよ、生きるために料理はマスターしておくべきだ!と考え始めました。
特に、松本さんが運営している「LiBz CAREER」は、女性のキャリア支援のためのサービス。もし結婚相手がキャリアウーマンなら、家事を協力してこなせるようにしておかなければいけません。
どうせ習うならとことん極められる料理を!と一念発起した松本さんは、築地の魚を使った料理教室に参加することを決めました。
築地でお料理教室!魚のさばき方をマスターしよう
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今回の講師は近藤小百合先生。フードコーディネーターや飲食業界の商品開発、大手料理教室講師などさまざまなキャリアを経たのちに、「レリエキッチン」という料理教室をオープンさせました。
現在はレリエキッチンのほか、新宿伊勢丹でシーフードスタイリストとしても活躍している、魚料理のスペシャリストです。
今回のレッスン会場は築地。教室のすぐそばにある築地市場で仕入れた、新鮮なイワシを使用し、手開きとともに調理方法を学びます。
白シャツ+サロンで、準備万端の松本さん。もうすでに立派な料理男子風です。
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– 松本さん、料理の経験はありますか?
松本「カレーとか、簡単なものならたまに作ります。でも、魚をさばくのは初めてですね」
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調理に入る前に、先生からの簡単な料理のレクチャー。
本日のメニューは、スパイスをたっぷり入れ込んだイワシのトマト煮込みと、カルパッチョです。
近藤先生「魚とスパイスの組み合わせって、日本ではなじみがありませんが、モロッコでは定番なんですよ。スパイスで、魚のくさみをとることもできるんです。」
松本「ふむふむ」
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レシピを見ながら、真剣に話に耳を傾ける松本社長。
手洗いをして、いよいよ調理スタートです。まずは、魚をさばくことから始めます。
レッスン1:イワシの手開き
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今回のレッスンの目標のひとつは、「魚の手開きができるようになること」。
スーパーで切り身を買ってきて調理してしまうのは簡単ですが、新鮮な魚を自分でさばいて調理すれば、おいしさも格別!
魚をさばくというと、包丁を使うのが一般的。ですが、イワシやサンマのような柔らかい魚は、手開きで簡単にさばけるんです。
先生のお手本を見ながら、ひとり2匹ずつ挑戦していきます。
近藤先生「今日は非常に良いイワシが入っているんです。新鮮なのでカルパッチョにしてもおいしいんですよ!」
とても色つやの良いイワシ。松本さんの瞳も輝き始めてきたようです。
– 松本さん、どうですか?できそうですか?
松本「……大丈夫です!」
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新聞紙を用意し、魚のうろこを取ることからスタート。包丁の背やペットボトルの蓋で、丁寧にうろこを取っていきます。
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胸ひれを立てて頭を取り、お腹を切って内蔵を取り出していきます。
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魚の頭に指を入れる松本さん。魚の悲鳴も聞こえてきそうです。
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「ギャアアアアアア」
近藤先生「手で内蔵を取るのが嫌な人は、包丁でかき出すようにすると、きれいにできますよ。」
表面だけでなく、お腹を出して、きれいに洗うところまでが魚の水洗いです。
松本「2匹めもやってしまっていいですか?」
近藤先生「どうぞどうぞ!」
2匹めは積極的に手を出す松本さん。コツをつかんだのか、慣れた手つきで身を開きます。
松本「ちょっと慣れてきたかもしれない!……楽しい!」
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近藤先生「2匹め、とてもキレイにできましたね!」
先生にお褒めの言葉をいただき、嬉しそうになる松本さん。
2匹のうち1匹はカルパッチョにするために、骨をとってそぎ切りにしていきます。
カルパッチョ用のお刺身は、ラップをして一旦冷蔵庫へ。その間に、2品めのトマト煮込みを作っていきます。
レッスン2:イワシのトマト煮込み
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コリアンダーやクミン、チリペッパーなど、いろいろな種類のスパイスを、イワシの中に詰め込んでいきます。
近藤先生「スパイスや調味料をたっぷり使いますが、おうちで作るときはコリアンダーだけでもおいしく作れますよ。スーパーで見つけたら、ぜひ使ってみてくださいね」
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油で熱したフライパンにニンニクを入れて香りを出し、トマト缶や調味料を入れた上にイワシをのせます。
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残りのトマト缶を入れ、パプリカで彩りを加え、中火で蒸気が出るまで火にかけたら、そのまま弱火で煮込んでいきます。
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近藤先生「イワシの骨も、旨味が出てだいじな出汁になるんですよ。だから骨も捨てずに、いっしょに煮込んでくださいね」
隠し味はメープルシロップ。トマトやレモンの酸味が強いので、メープルシロップで甘味を加えます。
レッスン3:イワシのカルパッチョ
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さあ、煮込んでいるあいだに、カルパッチョを完成させましょう!
イタリアンパセリやドライトマトでトッピングをし、華やかなできあがりに!
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お店に出てきてもおかしくないような見栄えです。
あまりに上手に料理をこなす松本さんに、(編)も驚きを隠せません。
– とてもおいしそうですね!
松本「おいしそう!早く食べたいね」
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うーん、このままではオチがなくなってしまいそうです。予定では料理に失敗した松本さんを、思いっきりイジって、励まして、お嫁さんを募集するつもりだったのに。(笑)
松本さんのこの腕前なら、「LiBをやめて、ヨーロッパに料理修行の旅に出る!」などと言い出しかねません。
いや、むしろそんな展開になってしまったほうが、おもしろいことになるかも……!?
(編)の余計な心配など露知らず、講座はどんどん進んでいきます。
レッスン4:魚と築地市場についての講習
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煮込み終わるのを待つ少しの間、先生から魚や築地市場についてのお話を伺います。
場内の回り方、先生おすすめのお店などを、質疑応答を交えながら教えてもらいます。
築地めぐりのプロともいえる近藤先生のお話は、今すぐ築地のお店を回りたくなるポイントがたくさん!
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松本「僕、よく青魚にアタるんですが、何か対策などはありますか?」
近藤先生「青魚にアタる原因はアニサキスです。アニサキスはスルメイカが持っていることが多く、そのスルメイカを魚が食べることで、アニサキスがどんどん大きな魚に移っていきます。
アニサキスは頭と腹に多いので、頭を食べないようにしたり、お腹に一カ所切り込みを入れてあげたりすることで、アニサキスの摂取を避けることにつながります。内蔵にいることも多いので、いち早く内蔵を取り出して加熱処理か冷凍処理で死滅させてください。」
松本さん「なるほど。気をつけてみます!」
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近藤先生は、「とにかく魚を好きになってほしい!魚をおいしく食べてほしい!」という気持ちから、魚を扱った料理教室を開催しています。
築地で料理教室を行うのは、何よりも魚の鮮度が違うから。季節ごとに扱う魚を変えたり、築地の場内ツアーと料理教室をセットで行ったりもしています。
今回は初級編ということで、手開きで魚をさばく方法を学びましたが、中級以上のクラスでは包丁でさばくことにも挑戦していくとのこと。
魚だけでなく、帆立や牡蠣など貝類のさばき方を教えることもあるそうです。
レッスン5:試食タイム
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さて、鍋が煮込み終わったところで、いよいよ盛りつけて試食タイムです。
おいしそうな香りが、部屋いっぱいに広がっていきます。
盛りつけだけでなく、テーブルコーディネートも料理をおいしくいただくための大切なポイント。少し和のテイストを出すために、イラスト入りのペーパーで食卓を彩ります。
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近藤先生「松本さん、ふきのとうとイチゴちゃん、どっちの絵にしますか?」
松本「……ふきのとうでお願いします!」
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イワシの骨を取り出してから、お皿に盛りつけます。
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松本「やばいな〜。おいしそう!これ、記事のオチなくなっちゃったでしょ?」
そう松本さんに突っ込まれ、思わずドキッとする(編)。……はい、とても美味しそうなトマト煮込みです。(苦笑)
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これはどこからどう見ても成功です。松本さん、料理も完璧だったんですね!さすがです!ステキ!
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– どうですか?おいしいですか?
松本さん「うん、うまいよ!どう、食べますか?」
– い、いえ、取材なので大丈夫です。
近藤先生「松本さん、とっても上手にできていましたよ!」
先生からもお褒めの言葉をいただきました。
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……せめて味だけでも酷かったら記事のネタにできたのに。チィ、と心の中で舌打ちしながら、美味しそうなトマト煮込みを眺めます。
先生が用意してくれた、自家製パンも絶品。実は近藤先生、パンブーランジェとして修行していたこともあるんです。
松本「これでワインがあったら、最高なんだけどなあ〜」
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近藤先生によると、夕方の時間に開催する教室では、お酒も合わせた料理教室を計画しているんだとか。
自分で作った本格魚料理をお酒と一緒に頂くなんて、とっても素敵ですね♪
料理教室を終えて
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– 松本さん、どうでした?お料理とっても上手でしたね。
松本「そうだね。魚をさばいたことはなかったから、良い経験になったな。うーん、でもやっぱ料理は大変だなあ。せっかく作ってもひとりで食べるのは寂しいしな~。」
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LiB社員「そうですよ!だから早くお嫁さんもらったほうがいいですよ!」
松本「そうだね、お嫁さんホシイ。料理は楽しかったけれど、次はお嫁さんといっしょにつくりたいなぁ。」
LiB社員「がんばってお嫁さん見つけてくださいね!」
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そんなこんなで、松本さんはまだまだお嫁さん候補を募集するそうです。独身貴族の生活に終止符を打つ日も近いかも……!?乞うご期待です。
料理の大変さを知って、女性が仕事と家事を両立する大変さも少しはわかった(?)松本さん。その経験は、株式会社LiBの「女性を応援するサービス」にも活きていくでしょう!
松本さんとLiBの今後を、まなぶーん編集部は心から応援します(お嫁さん探しも含めて)!
松本さん、株式会社LiBのみなさん、近藤先生、レリエキッチンのみなさん、ご協力ありがとうございました!
今回体験した講座についての問い合わせ先
体験した講座 | 『魚をさばく初級編イワシを2尾さばく』 |
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講師 | Kondo Sayuri |
受講料 | 5500円 (2時間) |
定員数 | 4名 |
申し込み | https://www.street-academy.com/myclass/966 |