まなびに
行こう

誰でも画伯!?
絵心がない人でも気軽に始められる水墨画の秘密
-
体験レポーター:藤本 崇
こんにちは。ストリートアカデミー代表の藤本です。
社長業の傍ら、気になる講座を見つけては体験レポーターとして自ら参加しています。久々の参加となった今回は、なんと『和文化実践!はじめての水墨画 ~墨で描く竹~』講座に行って参りました!
-
こんにちは!体験レポーターの藤本 崇です♫
今回は、辻 鵬水先生が開催されている
『和文化実践!はじめての水墨画 ~墨で描く竹~』
に参加してきました!
水墨画ってどんなアート?
-
-
レッスンの前に、まずは辻 鵬水先生に水墨画の由来や技法を簡単にレクチャーしていただきます。
ちなみに、参加者には水墨画の概要と初心者向け技法が載っているプリントが用意されていますよ。
-
皆さんは水墨画がどういうアートか知っていますか?
水墨画は、中国から禅と一緒に日本に伝わったアートで、墨色のぼかしによる白黒のグラデーションだけでいろんなものを表現する、とてもユニークなアートなんです。
描く対象物も蘭、梅、竹、菊と決まっているんです。今まで見た水墨画を思い浮かべてみると、確かにそのどれかでした!
描く技法も決まっているんです。基本的に、墨と水を筆の付け根と先に付けることで上下に白黒のグラデーションを作り、それで立体感や遠近感をほぼ全て表現するとのこと。
知っているようで、実はあまり水墨画を理解できていないことに気が付きます。
墨と筆の準備
-
-
座学の後はレッスンスタート。まずは墨の擦り方を学びます。
墨をする際はあまり強く押し付けてはいけないそうです。後擦りすぎるとネバネバしてくるので、飲むヨーグルト位でちょうどいいとのこと。
-
-
次に筆の持ち方の練習です。
それが終わると早々と実技に突入です!
水墨画に挑む!
-
-
今回は、竹の枝と葉っぱを描くことに。
まずは竹の幹を描きます。太い筆の先端だけに墨汁をつけ、付け根は逆に水を含ませ、お皿の上で慣らしてグラデーションが描ける筆を整えます。
-
-
墨汁と水のグラデーションを表現できる筆を上手く作れるかがポイントで、これさえできれば一筆で幹が描けるそうな。
私も何度か練習を繰り返して、本番の紙の上に「えいやっ」と筆を落とし、ぐいっと引いてみました。
グラデーションだけで、竹の幹の円柱の光の感じが表現できるんですね。それ以外のテクニックは不要です。
まさに、技法の勝利ですね。これを最初に考えついた人はある意味スゴイです。
-
-
そして節をちょんちょんと両方に描いた後、今度は小さい筆に持ち変えて、小枝を描いて行きます。
-
-
最後に竹の葉の描き方を学びます
私にはこれが一番難しかったです。
近くの葉と遠くの葉が両方あった方が遠近法で立体感が出るので、どんどん水だけを追加して墨を薄め、薄い葉っぱをまんべんなく描いていきます。
水をつけすぎるとみんな薄い色になってしまうのですが、水が足りないと筆がかすれてしまいます。ここら辺の塩梅が、とても難しかったですね・・・
-
-
これで竹を描くための技法を一通り教わったことになります。覚えることが意外と少なくて驚きます。
最後に署名をして、先生が持っている判子で、落款も押させて貰えます。これで一気にプロっぽく見えます。
「なんちゃって画伯」の誕生です。
-
-
技法が決まっているがゆえに、水墨画の面白さはその中でどう表現力を磨くかに依ります。ここら辺が「禅」に通じるアートだと言われる所以でしょうか。
まだ時間があったので、学んだスキルを活かして2枚目に突入です。
2枚目はよりスムーズに描けました。
-
-
幹がかすれて半分くらい幽霊のようになってしまい、一瞬もう駄目かと思ったのですが、「そのレベルのかすれは中国なんかでは問題ないですよ」と先生の優しいフォローを頂いて、気を取り直します。
ただ最後の葉っぱだけは、やはり難しかったですね。
おわりに
-
水墨画、いかがでしたか?
誰でも初回から画伯気分が味わえる入りやすさ。そして、白黒のグラデーションと余白の取り方だけにひたすら向き合う禅の時間。
ストレス解消にも、ぜひお試しください。
今回体験した講座についての問い合わせ先
体験した講座 | 『和文化実践!はじめての水墨画 ~墨で描く竹~』 |
---|---|
講師 | 辻 鵬水 |
受講料 | 2000円 |
定員数 | 5名 |
申し込み | https://www.street-academy.com/myclass/3141 |