誰でも天才アーティスト？？
嘘か誠か！スプレーアート教室

最初のお題は宇宙でした。形は、絵筆のように手で描くということが一切なく、すべて小道具の形を使って作ります。色も、絵の具のように混ぜ合わせるのではなく、スプレーの濃淡で出します。複雑な模様は、雑誌のページを使い、くしゃくしゃにしたシワを利用していきます。不思議なやり方に感心していると、あっという間に宇宙空間と惑星ができあがっていました。

制作中、先生には質問が次々に出ていました。その度に「すぐできる！」と、やりたい表現に即挑戦していける雰囲気なので、参加者同士も、おしゃべりしながら描いたり、アイデアをシェアしたり、とても楽しく描いていました。交流が好きなひとも、没頭して描きたいひとも、自由なスタイルで描ける雰囲気です。

作品がそろってくると、他の絵からも刺激をうけて、もっと描きたいという気持ちが湧いてきます。気がつくと、無我夢中で描き続けていて、誰ひとりとしてお昼休憩も取らない程でした。5時間という長丁場の講座でありながら、まだ足りないという気持ちになります。

終わるころには打ち解けていて、チームワークが生まれていました。みんなで片づけをして撤収になります。制作を振り返ると、最初は気になった汚れやにおいも、まったく気にならなくなっています。表現に指を使うこともありましたが、手袋がない方がやりやすい印象でした。服は汚れるひとも、それほどではないひともまちまちでした。