
スキルアップ、どっちが効果的?働く女性のための朝活 vs. 夜活
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一時期、ブームにもなった「朝活」。出勤前の時間を使って、勉強をしたり軽い運動をしたり、早めに出勤をして残業せずに帰宅できるようにしたり……といった活動をする朝活。日中に忙しく時間のとれないOLやサラリーマンを中心に、注目されています。
一方で、「夜活」という言葉も広まりつつあります。
仕事が終わったあとにまっすぐ帰宅するのではなく、ヨガや英会話などのレッスンに通ったり、カフェで勉強をしたりといったことを夜活として行っている人が多いようです。また、眠る前に少し時間をとり、読書やストレッチなどをして自宅でゆっくり過ごすといったことも、夜活のひとつです。
朝活も夜活も、同じ自分磨きやスキルアップを目的に行うもの。ですが、実際はどちらのほうがスキルアップに効果的なのでしょうか?それぞれのメリット・デメリットを踏まえながら、自分がスキルアップできる時間を見つけてみましょう!
1日をすっきりスタートさせるための「朝活」
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朝、起きたばかりの身体は、脳のブドウ糖が不足している状態になっています。そうすると、身体が危機状態だと判断し、扁桃体と海馬が活性化されるため、集中力ややる気が大幅にアップします。「朝に勉強や作業をするといつもより頭に入る、はかどる」などと言われていることは、この働きに理由があるようです。
また、規則正しい生活リズムになり、体内が活性化され血行がよくなることで、代謝のよい身体をつくることができます。朝ごはんをゆっくりと食べる時間も十分にあるため、ダイエットにももってこいです。
忙しい朝にあえて余分な時間をとることで、心にもゆとりを持てるようになり、気分がすっきりとした状態で1日を始めることができます。
「朝活」は限られた時間の中で集中できる!
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朝活は出勤前の時間に行うため、活動できる時間が限られています。タイムリミットがあることで締切意識を持つことができ、限られた時間でノルマを達成しようとするため、より高い集中力を発揮しやすくなります。
また、中途半端なところで勉強を終える時間がきてしまうこともあります。これも、「早く勉強の続きをしたい!」と思わせるツァイガルニック効果が働き、勉強を継続して行いたいと脳に思わせてくれる効果があるようです。
朝活はツラくて続かない!?
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健康によいと言われている朝活ですが、毎日続けるのは難しい!という声がたくさんあるのも事実。もともとの始業時刻が早い、職場まで遠く通勤に時間がかかるということから、「これ以上早く起きるのはつらい」という人もいるようです。
また、「早起きになれず、日中に眠くなってしまって業務に集中できなかった」「朝起きなければという義務感が生じて、早起きが苦痛になってきてしまった」など、朝早く起きることにストレスを感じてしまったことがある人も。
朝活をストレスフリーに始める方法
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▼ 1:「いつもより少しだけ」でOK
今まで7時に起きていた人が、いきなり5時に起きて作業をしようと思うと、心身ともに負担を感じてしまいます。いつもより30分だけ早く起きるだけでも、できることはたくさんあるはず!
▼ 2:「週末だけ」でOK
毎日早起きをがんばらなくても、お寝坊しがちな週末にあえて朝活をすることで、1日を無駄にすることを予防できます。お休みの日なら日中に眠くなってしまっても、お昼寝をしてしまえば解決!
▼ 3:早起きのごほうびを用意しておく
お気に入りのベーカリーに焼きたてパンを買いに行く、朝ならスイーツを食べてもOK……など、早起きが楽しみになるごほうびをひとつ用意しておきましょう!
参考:朝活におすすめの講座
■グローバルビジネス英語『人を動かす英語力』を朝時間に学ぶ
講師が朝一番でCNN, BBCから選んだニュースを教材として使用し、世界が注目しているホットニュースとともに英語を学ぶことができる講座です。英語力だけでなく、国際的なコミュニケーションをとることのできる、グローバルな知識を身につけてみませんか?■2時間でまとめる市場分析♪
面倒くさくてさぼってしまいがちな市場分析は、頭の冴えている朝にやってしまいましょう!講座を受けたらすぐに実践できる、マーケティングの現場で最もよく使われているスタンダードな分析手法を紹介します。
「夜活」はコミュニケーションとリラックスの時間
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「夜活」は、「出勤時間が早いから朝は無理だけど、アフター5は時間がある」「夜のダラダラしがちな時間をなんとかしたい!」という人にぴったり。また、朝活と違って自分でコントロールしやすい時間帯のため、朝よりもたっぷりとスキルアップの時間をとることができます。
また、英会話やヨガなどのスクールに通うことで、自分のコミュニティをより広げることもできます。朝に開催しているレッスンも増えてはいますが、まだまだ少数派。人との出会いやコミュニケーションを目的のひとつにしたいときは、夜のレッスンのほうがおすすめです。
参考:自分のコミュニティを広げる、仕事帰りにできる講座
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夜の勉強は記憶に残りやすい?
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人間が一番頭が冴えている時間は朝ですが、勉強したあとすぐに深い眠りにつくことで、より記憶が脳に定着しやすいと言われています。学生時代、受験勉強などで経験したことがある人もいるのではないでしょうか?
また、夜は副交感神経が優位になるので、脳がリラックスした状態で勉強をすることができます。
「夜活」を効率よく行うためのポイント
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▼ 1:制限時間を決める!
夜は無限に時間が続くように思えるもの。しかし、ダラダラとしていると、あっという間に朝が来てしまいます。「眠る前に1時間だけ!」など時間を決めて、その時間に集中するようにしましょう。
▼ 2:リラックスしながらできることだけでよし
夜の勉強も効果がありますが、1日の疲労で脳がボーッとした状態になってしまい、なかなか勉強に集中できないことも。リラックスした状態で読書をしたり、映画を見たりといった、教養を磨く時間にすることをおすすめします。
▼ 3:夜食を食べ過ぎない
夜に勉強をしたり運動をしたりすると、ときにはお腹が空いて夜食を食べ過ぎてしまうことも……。夜中の食べ過ぎは健康にも美容にもよくありません。どうしてもお腹がすいたときは消化のよいものにする、飲み物だけで我慢するなど心がけましょう。
少しずつ始めて、少しずつ生活を変えるべし
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朝活や夜活を始めようとして、いきなり生活をガラッと変えてしまうのは、逆に疲れてしまい勉強の効率のあがりません。寝坊しがちな週末に少し早く起きてみる、仕事が早く終わった日にまだ観ていない映画を見に行くなど、いつもの生活に+αしていく程度にはじめてみましょう!
朝が苦手な人が無理にいつも以上に早起きしたり、眠い目をこすってまで夜活をしたりすることは、健康によくないだけでなく、継続することもつらくなってしまいます。
自分が心地よく勉強できる時間を探して、朝活・夜活をはじめてみましょう!