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  スキルではなく、食の豊かさを伝えたい 元CAがおしえるのは、自由で手軽な“楽しい”ロースイーツ

スキルではなく、食の豊かさを伝えたい 元CAがおしえるのは、自由で手軽な“楽しい”ロースイーツ ロースイーツを楽しむ会|Hiromi Komori

  • かつてCA(キャビンアテンダント)として、世界を飛び回っていた小森寛美さん。華やかな舞台の裏で、ハードワークによる体調不良に悩まされていました。不規則だった食事を見直すべく、あれこれ試す日々。そんな時に出合った「ロースイーツ」が、小森さんの食生活を、あらゆる制限から解放してくれたそうです。

    小森さんはなぜ、ロースイーツ作りを多くの人に「おしえたい」と考え、講座をスタートさせたのでしょうか。そのプロセスについて詳しくお話を伺いました。

ハードワークだったCA時代に肌荒れ、激太りを経験 食の大切さに気づく

  • 小森さんは新卒時、官公庁に入省されたとお聞きしました。CAに転職されてから、どんな生活を送っていたのでしょうか?

    「憧れの職業に就けた!」という喜びと「目の前のお客様に尽くす」という充実感で満たされていた一方で、想像以上のハードワークで。フライトに合わせて、睡眠も食生活もコントロールせざるを得ず、気がついたら、肌はボロボロ、体重が10キロも増えてしまっていたんです。

  • 現在の小森さんの美肌・スレンダーボディからはまったく想像がつかないです!どのようにして改善していったのですか?

    当初、肌に関しては、美容外科に通いながら化粧品や薬での治療を試みました。しかし、一時的には良くなってもやがて再発してしまい、以前より治りにくくなってしまうという悪循環に陥ってしまって。そこで初めて「外ではなく、内側からのアプローチ」の大切さに気づき、食に目を向け始めました。

    当時は、海外を拠点にしていたこともあって外食が中心、フライト中は機内食三昧の日々を送っていました。そこから少しずつ「日本に帰国している間は、自炊する」「飲み物にはスーパーフードを加える」など、無理のない範囲で変えてみたんです。

    そうしていくうちに、身体も応えてくれるようになって。「あれ?そういえば……」というような緩やかなスピードで、肌も、体重増も、生理痛も少しずつ改善されていきました。

ロースイーツと出合い、“制限”をストップ 心から食を楽しめるように

  • ロースイーツ作りはどのようにして知ったのですか?

    健康的な食生活を送ろうとすると、どうしても「お菓子は大敵」となります。でも、甘いもの好きな私にとっては「食べないことが最大のストレス」。罪悪感のない形で、気軽に味わえるものはないかと探し、たどり着いたのがロースイーツでした。

    この出合いが、約6年間在籍した航空会社を退職するきっかけにもなりました。ロースイーツを作っているうちに「もっと深く勉強したい」という思いが募り、環境を変えるべく、日本への帰国を決めたんです。

  • まさに人生のターニングポイントともなったロースイーツですが、どの部分に一番魅力を感じたのですか?

    不器用な私でも最初から美味しく作れたという、その気軽さ、手軽さですね。

    「焼く・煮る」ではなく「混ぜ合わせる・固める」といったシンプルな工程なので、分量を間違えても、さほど大きな失敗にはなりません。

    材料もほぼ決まっていて、メインにはナッツ類、その他旬のフルーツやドライフルーツなどを使います。甘味にはメープルシロップやアガベシロップを使用。精製された砂糖や小麦粉、乳製品などを一切使わないので、ダイエット中の方やアレルギーを持つ方でも楽しめます。

     

    小森さんは食器や調理道具にも造詣が深く、スイーツ作りはもちろん、テーブルウェアを楽しみに来る受講者も多い。

  • ロースイーツを学び、味わうことで、ご自身にどんな変化がありましたか?

    よく「ロースイーツばっかり食べているの?」と聞かれるんですが(笑)、実はかなり食の幅が広がったんです。

     

    食に関心を持ち始めた頃に、まずやってしまったのが“食事制限”でした。しかも自分で判断するのではなく、「魚はダメ」「肉はダメ」と人に言われるがまま。友人と食事することすら苦痛を感じていた時期もありましたね。何も考えず、何でも美味しそうに食べている人の姿を見るのが非常に辛かったんです。

    でも、ロースイーツの味を知ってからは、逆に火を入れたお菓子の美味しさが分かったり、ジャンクなものも摂りすぎなければ悪くはないと思えるようになったり。心の呪縛のようなものが解け、食事そのものが楽しく、豊かなものへと変わりました。

     

「目の前のお客様に尽くす」という点では、先生もCAも同じ

  • ロースイーツ作りをおしえることになったきっかけは?

    作ったロースイーツを、自分のSNSに載せたことです。その投稿を見て、興味を持ってくれた友人に無料でおしえることから始めました。その後、友人がSNSにあげてくれて「私にも教えて」「うちの場所使って」と言ってくださる人も現れて。こうしてじわじわと広がり、いつしか講座を持てるまでになりました。

    「私と同じ境遇の人に、シェアしていけたらいいな」という思いが、自然と形になった感じでしょうか。特に「先生になろう!」と構えたことはないんです。

     

    おしえることで、人や場のつながりも広がったという小森さん。現在、講座を開いているインスタイル豊洲はキッチンのほか、ヨガスタジオも併設。

  • ストアカは、どのようにして知りましたか?

    ストアカでマナー講座を開いている森下あさみさんがCA時代の友人なのですが、彼女からおしえてもらいました。

    講座を開いて1年ほど経ちますが、受講者は20代から50代と幅広く、動機も私と同じように「健康を気にせず、お菓子を食べたい」、「ヘルシーな料理作りを極めたい」など、さまざまです。

  • 講座を行う上で、心がけていることはありますか?

    2つあります。

    1つめは、スキルやレシピではなく「食の楽しさ・豊かさを伝える場にする」こと。ベースはロースイーツですが、日によっては、ローストされた食材を加えて、味わいの幅を楽しむこともあります。食を制限して苦しんだ経験から、できるだけ縛らず、余白を残す内容にしたいと考えています。

     

    2つめは「違う講座であっても、すべて同じ満足度を持ち帰ってもらう」こと。参加人数や内容によって、食材に触れられる時間にも差が出てしまいます。どうしても短くなってしまう場合、どうすれば満足してお帰りいただけるかを重点的に考え、組み立てるようにしています。

    いずれにしても「臨機応変に、目の前のお客様に尽くす」という点では、先生もCAもスタンスは同じです。

  • 今後、講座を通じてやっていきたいことはありますか?

    スイーツ作りにとどまらず、ワークショップや食器に関わることなど、内容に幅を持たせていきたいと思っています。参加することで、何らかの発見やヒントが得られる。そんな講座にしていきたいですね。

  • 小森さん、素敵なSTORYをありがとうございました!

     

    編集後記:ロースイーツと聞いて、思わず「ストイック」という言葉が脳裏に浮かんでしまった筆者。小森さんの「この味を知れたからこそ、食の幅が広がった」というお話は、まったくの想定外でした。

    ロースイーツを入り口に触れられるのは、食そのものの楽しさや豊かさ、テーブルウェアの美しさ――とても厚みのある講座だと感じました。


  • 先生のプロフィール

    小森 寛美

    小森 寛美さん(Hiromi Komori)

    大学卒業後、官公庁に入省、霞ヶ関OLとして勤めるも、1年で退職。
    念願だった外資系CAとして海外を拠点に6年間勤務後、グリーンライフホリスティックアカデミにてロースイーツを学ぶ。
    日本橋三越本店 はじまりのカフェにてワークショップ主催
    現在は東京にてレッスン主宰

    【資格】
    インナービューティーダイエットアドバイザー
    インナービューティーフードスペシャリスト

先生の教えている講座

講座 ローチョコレート作りを楽しむ会
受講料 6500円(120分)
定員数 4名
申し込み https://www.street-academy.com/myclass/49064

※2019年02月18日現在の情報です。

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