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  スタートアップは男のロマン!

スタートアップは男のロマン! アイデアを形にするウェブ・プロデューサー|Yuichi Kori

  • 先生のプロフィール

    郡 裕一

    郡 裕一さん(Yuichi Kori)

    WEBサイト及びWEBマーケティングコンサルタントとしてキャリアをスタート。その後受託開発チームを立上げ、WEBディレクターとしてクライアント向けに数多くのソーシャルメディアを企画〜実装〜運用まで実現。中国RenRenの日本支社にてソーシャルゲームプラットフォームの立上げプロジェクトのプロダクトマネージャーを勤めた後、ソーシャルゲーム会社での経験を経てOtsumu株式会社を創業、ソーシャルゲーム開発/運営や海外ソーシャルゲームのローカライズコンサルティングを行う。Otsumu株式会社以外にも複数のスタートアッププロジェクトに邁進中。

  • 数々のスタートアップを支援してきたウェブコンサルタントの郡裕一さんが、自分でスタートアップできる人を育てるためのワークショップを開催することになった経緯についてお話を伺いました。

Otsumu株式会社

  • こんにちは、今日は宜しくお願いします。早速ですが、郡さんの肩書きにあるOtsumu株式会社という可愛らしい社名の会社は、何をやられている会社さんなのでしょうか。

    Otsumu株式会社(以下 Otsumu)はウェブ系のコンサルティングの会社で、主にソーシャルゲームの開発運営や海外のゲームのローカライズ、それからクライアント先でのウェブ、アプリ、ゲームに関する新規事業の立ち上げ支援なども手がけています。ちなみにOtsumuは企業クライアントに向けてサービス提供をしている法人ですが、私個人としては、Otsumu以外にも複数のスタートアップのプロジェクトに関与しています。

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  • えっ?会社の代表を兼務しながら個人でベンチャーを興されているという事ですか?

    スタートアップ支援の方は複数人でグループを作ってやっています。Kurohigeという名前で、会社組織では無く個人の集団グループみたいな組織なのですが、皆スタートアップの立ち上げに直接貢献出来るスキルを何らかしら持っているプロフェッショナルで構成されています。例えばプログラマーやデザイナー、それから弁護士さんなんかも入っています。我々が組織となって、起業したいけどまだ自分だけではサービスやプロダクトを立ち上げられるスキルを持っていないというような方をサポートし、アイデアを形にするというステップを代行するという活動をハンズオンで行っています。Kurohigeでは現在3チームのスタートアップ・プロジェクトが同時並行で走っています。

  • 個人の組織でベンチャー・インキュベーションをされているのですね。支援する起業家はどこから見つけてくるのですか?

    知り合いベースと公募の2パターンがあります。公募では30人位面接して5人を選抜し、立ち上げ中だった3チームに各々加入して貰う流れになりました。あまりプロジェクトの数を増やすとKurohigeメンバーが支援にかけられる時間とリソースが分散してしまい、成功確率が低くなるので、ある程度支援先も選別させて頂いています。

キャリアの軌跡

  • 元々どういう経緯で今のようなお仕事にたどり着いたのか、キャリアの軌跡を教えて下さい。

    もともと大学に入ったときから起業したいという想いが強かったんです。起業=ビジネスと思い商学部が強いという理由で一橋大学に入学したのですが、座学より実地で経験したいと思い、学生時代からウェブの世界でインターンばかりしていました。 卒業後もその延長線上で友達が作った会社で働きながら、ウェブ制作やマーケティングなど、主に企画やアイデアベースの立位置で仕事をしていましたが、22歳のときに、プロダクトや事業を作る実行力が無いとこの世界では通用しないという事に気付き、打ち拉がれました。それから自分で受託開発チームを立上げ、WEBディレクターとして、ソーシャルメディアを企画→実装→運用まで一気通貫で担当しました。 その後、中国RenRenの日本支社にて、プロダクトマネージャーとしてソーシャルゲームSNSサイトの立上げを担当した後に、Otsumuを創業しました。今はKurohigeもあるので時間の使い方を考えています。元々新しいことを立ち上げるとか仲間を増やすということが好きだったので、私にとってKurohigeが新しい仲間とどんどん新しいビジネスを生み出す場所で、Otsumuは少数精鋭で堅く収益を生んで行く場所、という風に整理しています。

スタートアップ

  • なるほど、昔から一貫して事業の立ち上げやスタートアップに携わられて来て今のキャリアが形成されているのですね。そんな郡さんにとって、「スタートアップ」とは、ずばり何でしょう?

    スタートアップは、ずばり男のロマンですね。私は「働き方」ということを考えるのが割と好きなんですが、現在の日本においては大企業も安定しておらず、サラリーマンであることのリスクは比較的高いのではないでしょうか。それと比較すると、スタートアップするという選択肢は、一般的にはリスクが高いように言われますが、新しいサービスを生み出す事ということに対してキャリア的にも収入的にも短期間で大きくレバレッジをかけるというやり方なので、難しい分リターンも大きいです。それが魅力的で、だからロマンなんですよ。

ワークショップをおしえる

  • スタートアップは男のロマン!
  • ちなみにそこに今年から新たに「ワークショップをおしえる」という三本目の活動の柱も入って来たんですよね。いったいどこにそんな時間があるのでしょうか。教える活動を始めた発端やきっかけなどについて教えて下さい。

    最初は、ストリートアカデミーのファウンダーの藤本さんがfacebookでポスティングした「スタートアップ関連のワークショップをやる人を募集!」という投稿を友人のウォールでみたのがきっかけでした。自分が元からやりたかった思想と近かったので、コンタクトして他の先生達とも出会い、一緒にランチしながらどういうワークショップなら受講者のニーズがあるかについてブレストしました。最初はプログラミングの講座をやろうと思ったのですが、他の方とお話しする中で、プログラミングの学習にはパソコンの環境設定や開発の基礎知識など、超えなければいけないハードルが多く、単発のレッスンで進捗と成功を味わって貰うのが意外に難しい分野であるということが分かり、もっとハードルが低くて誰でもすぐに実践出来るスキルの形式を模索する中で、ウェブディレクションを教えることを思いつきました。何かウェブで新しい事をしたいと考える人がディレクションを覚えると、サービス企画も出来るようになるし、外注やエンジニアのリクルーティングなどにも活用できるので、広い意味での「実行力」が身に付くので、ニーズがあるのではないかと思いました。

  • 初めておしえられたときはどうでした?郡さんにとってどんな体験だったのでしょうか?ちなみに教えるという経験は初めてでしたか?

    教えた経験ですが、学生のときに家庭教師をしていたとき以来ですね。初回はコワーキングスペースに8人位集まって頂きましたが、結構緊張しましたね。自分は緊張すると肘を触る癖があるのですが、そのとき受付を担当してくれていた妻に「話しながらめちゃめちゃ肘触っていたよ」と言われました(笑)。まずどういうレベルの人が来るか分からないというのが一番不安でした。既に出来る人が大勢来てつまらなそうな顔されたらどうしようとか、金払うだけの価値が無いと思われたらどうしよう、とか。ただそこがライブで教えるという事の良いところで、説明をしながら相手の表情を見ていると、学びになっているかという手応えはすぐ感じとることができます。2回目は15人もいらして下さったのですが、これで15人を自分はマネージ出来るなという自信がつき、初回のときの懸念は完全に払拭されました。

    体験の感想から言うと、楽しかったですね。自分は元々説明するという行為は好きで、ブログなども書いていたのですが、対面でワークショップをやると、(ブログと違って)聞いている人からのフィードバックがリアルタイムに生で来るので、それがとても面白かったと感じました。

  • その後、既に4回も開催されているので、教える事が好きになって行ったということは容易に想像出来るのですが、教える事の醍醐味って何ですか?個人で場所を押さえて資料準備して人を呼んでとなると、面倒臭い、コスト的に割に会わないという人も世間には沢山いらっしゃると思うのですが。

    そうですね。ワークショップ開催して良かったなと思うポイントは幾つかありますね。まず人とのつながりですね。参加者の方は週末にスキルアップの為に他人主催のイベントに来るような方ですから、まず向上心が高くて熱心な方が多いです。人間としても魅力的な方が多いですので、そういう方と知り合いになれるのはとても有意義です。こないだなんか16人来て下さったのですが、一度に16人もfacebookの友人が増えました。ワークショップ参加後も、追加質問などで結構やりとりがあります。基本的に仲間を増やしていろんな事をやるというのが好きなタイプなので、これは魅力的ですね。

    後、教えるというスキルが身に付いているという実感もあります。今までコンサルタントとしてクライアントに対して時間をかけてコーチングをしていくということはやってきたのですが、短時間に大勢を相手におしえるというのは、時間の質が高い分教える側の説明の仕方などにやはり工夫が必要です。それがスキルとして身に付いているなという実感がやりがいになっています。基本的に負けず嫌いなんです。毎回「次はもっと完成度を上げてやる」と思ってしまうので、それが次の開催につながっているような気がします(笑)。

    後は定番ですが、「自分でやれる人を育てている」という感覚ですね。コンサルティングもインキュベーションも人を直接支援するのに対して、教えるという行為は間接的な支援ですが、やり方を学んだら実行力という一生役立つスキルが身に付くので、相手にとっての価値はより大きなものとなっていると思っています。そもそもウェブのスキルなんて、持っているから自慢したり、隠し持つべきものではなく、今の時代リタラシーとして誰しもが身につけているべきものだと思っています。そのスキルを身につけて何かを自分で出来るようになれるという部分に自分も貢献できて、またその結果として新しい事を始める仲間も増やせるのが、楽しいですね。

最後に

  • ありがとうございます。最後に、これから教える人・教えてみたい人に対して、アドバイスやメッセージがあればお願いします。後はストリートアカデミーに対する今後の期待についてもお願いします。

    そうですね、教える事からまなぶことも多いので、少しでも興味がある方は是非トライしてみては如何でしょうか。自分も最初は、こんなことをやって人が来るのかな、自分が伝えようとしている事は「有用」なのかな、などいろいろと疑問があったのですが、結論から言うとこれらの疑問はやってみないと分からないということに尽きますね。やっていく中でフィードバックを経て、教える内容が生徒さんにとって有用な価値のあるサービスになっていくような気がします。ですのでまずは一度少人数からでもやってみることをオススメします。

    ストリートアカデミーに対しては、機能的には充実していますので特には無いのですが、強いてあげるとすると、場所の予約をもう少し簡素化して出来るようにして欲しいです。スペースのオーナーさん側の話もあるのでどこまで出来るか分かりませんが。多分多くの教えたい方にとってそこがハードルになっているような気はします。

    後まなぶ側に立った意見として講座コンテンツとしては、もっとアクティビティ系や週末の時間を有効活用出来る系のワークショップが出て来て欲しいですね。今後は自分も生徒としても是非色々と参加してみたいです。

    郡さん、今日はお忙しい中ありがとうございました。これからも郡さんのワークショップから、一人でも多くの方がスタートアップ出来るスキルを身につけて羽ばたいて行かれる事を願っています。


  • 先生のプロフィール

    郡 裕一

    郡 裕一さん(Yuichi Kori)

    WEBサイト及びWEBマーケティングコンサルタントとしてキャリアをスタート。その後受託開発チームを立上げ、WEBディレクターとしてクライアント向けに数多くのソーシャルメディアを企画〜実装〜運用まで実現。中国RenRenの日本支社にてソーシャルゲームプラットフォームの立上げプロジェクトのプロダクトマネージャーを勤めた後、ソーシャルゲーム会社での経験を経てOtsumu株式会社を創業、ソーシャルゲーム開発/運営や海外ソーシャルゲームのローカライズコンサルティングを行う。Otsumu株式会社以外にも複数のスタートアッププロジェクトに邁進中。

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※2013年05月20日現在の情報です。

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