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  通訳メソッドで学ぶ英会話

通訳メソッドで学ぶ英会話 マグノリア・コンサルティング代表取締役|Yasuko Watanabe

  • 多くの日本人は、読み書きはできるのに、いざ会話となるとなぜか言葉が出てこない。そんなスピーキング力が極端に弱い日本人に欠けているのは、「発声」と「トレーニング」と言い続けて6年。今回お話を伺ってきたのは、日本人の英語力アップのために、英語教育に力を入れていらっしゃる渡部泰子さん。大手総合商社・航空会社・映画の権利バイヤーなど、さまざまな業界を経験し、現在はご自身でコンテンツビジネスをはじめとするコンサルティング会社を経営し、海外と日本とを結ぶコーディネートをされています。

    そんな渡部さんにこれまでのキャリア、そしてなぜ教えることを始めたのか。そのきっかけや背景にある熱い想いについて伺ってきました。

先生のキャリア

  • 通訳メソッドで学ぶ英会話
  • こんにちは。今日は宜しくお願いいたします。渡部さんは今、英語を教えていらっしゃいますが、バックグラウンドとしては、例えば帰国子女であったり、インターナショナルスクールの出身であったり、学生時代に留学の経験がある…など、もともと英語が身近な環境にいらっしゃったのでしょうか?

    いえ、留学をしたのは、実は社会人になってからでしたね。英語は、中学生の頃までは得意科目でしたが、高校に入ってからは成績は普通程度でした。決して嫌いという訳ではなかったのですが、文法が複雑になってきてからどうも敬遠してしまって…。

    大学は英語科(現:現代コミュニケーション科)出身ですが、実は、高校時代に進路を決める際、附属の短大の学部が幼児教育か英語科のみだったので、自分には幼児教育よりは英文科の方が興味がある、という選び方でした。もちろん英語を喋りたい、という思いはあったのですが。

  • 先生の授業を受けたことがあるので、それはとても意外ですね!その後、どういったキャリアを築いていったのですか?

    卒業後、最初は三菱商事に勤めていました。家族が貿易関係の仕事をしていたので、私も貿易を仕事にしてみたい、と思いまして。具体的には役員秘書として働き、そこではとても多くのことを勉強させていただきました。ただ、現場の仕事もしてみたい、という気持ちがあり、そこで必要となる英語力を向上させるために会社を辞めてアメリカのカリフォルニア州にあるサンディエゴに語学留学をしました。その後、IBMで働き、次のキャリアとしてはユナイテッド航空の通訳職に就きました。

  • ユナイテッド航空では具体的にどんなお仕事をされていたのですか?

    機内の通訳兼コンシェルジュとして働いていました。クルーと一緒にフライトをし、日本人・外国人のお客様双方のご質問やご要望に、日本語・英語を使ってお応えしていました。

    このように通訳兼コンシェルジュとして6年間、アメリカとアジアを飛び回っていたのですが、そんな中イラク・クウェート・サウジアラビアで湾岸戦争が勃発。当時、アメリカは軍部隊をサウジアラビアに展開したりと動いていたので、「アメリカの航空会社はテロの危険性がある」、とお客様が激減してしまいました。業績も悪化し、1年後に部署をクローズするとの通達が来ました。他の部署で働くという選択肢もあったのですが、迷った結果、辞めることにしました。そして、半年間ほど模索の日々を過ごした後、「映像の仕事をしたい!」と思い、映画やテレビ放送の権利の買い付けを行う会社に就職しました。

  • これまでとはまた違うキャリアに転身されたのですね。そこでは有名な映画の買い付けを行ったりしたのですか?

    通好みの作品と、流行ジャンルのものですね。例えば、『ER』が流行したときに、イギリスで似たような番組を買い付けたことがあります(笑)。

    ちなみに、カンヌなどの映画祭では、華やかなレッドカーペットの横にマーケットが併設されており、東京ビックサイトや幕張メッセで開かれているビジネス展のように、数多くのブースが出展しており、世界中の映画やテレビがそこで買い付けられています。私は、年に7~8回は買い付けで海外を回っていましたね。

    そして、徐々に一人で交渉もできるようになってきた頃、友達から声を掛けていただき、『J-SPORTS』というスポーツ専門放送局の立ち上げの仕事に関わりました。権利の買い付けはもちろんのこと、各スポーツ団体様にご挨拶に行ったりしてコネクション作りを行いました。その後としては、別の会社にキャリアチェンジし、そしてついにフリーになりました。

フリーランスへの転身

  • フリーになられたきっかけは、何だったのですか?

    様々な会社で貴重な経験をさせていただいたのですが、大企業から小企業まで経験したので、残るは自分でやることかと。組織を飛び出してみました(笑)

    その後、フリーランスとして具体的には友達の会社の手伝いや官庁のお仕事、ひかりTVのお仕事などをさせていただきました。様々な仕事をする中で、「コンテンツあるいは、コンテンツビジネスのプロデュースの方向を考えたい」と改めて思い、コンテンツやプラットフォームのコンサルティングを行う会社(マグノリア・コンサルティング)を起業することに決めました。

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  • 一流企業で様々なキャリアを積まれた後、さらには起業。とても華やかなキャリアですね!では、そんな中、なぜ教えるということを始められたのでしょうか?

    そうですよね(笑)。教えることになったのは、6年ほど前に授業をお願いしたい、といくつかお話を頂いたのがきっかけです。ひとつは私立大学にてコンテンツビジネスと英語を融合した授業。もうひとつは陸上自衛隊にて、通訳技術を教えるという授業でした。陸上自衛隊の方は、現在も定期的に教えています。

  • それでは、教えることになったきっかけというのは、たまたまだったのですね。

    はい、たまたまです。ずっと英語力を磨きたいという思いは持っており、このままだと死んだときに後悔するだろう、と思っていました。ただ、普段コンテンツの仕事をしていると、なかなか本格的に英語に取り組むということができなかったので、むしろこの「教える」ことが良い機会になるのでは、と一念発起しました。ちなみに、担当してる組織には、TOEIC950点以上の方もいらっしゃいます。

TOEIC985点

  • 渡部先生ご自身も、TOEIC985点という素晴らしいスコアをお持ちですが、実際、TOEIC900点以上の生徒さんを教えるということに、プレッシャーを感じることはありませんか?

    気持ちが引き締まりますね。また、上級者の方に教えることで、自分のレベル感がはっきり分かるようになります。この感覚は、教えるという経験をしないとピンとはきません。そして、このように自分のレベル感が分かるようになると、「次はここまでやれるようにしよう!」と次のステップも見えてきます。

    一方で、これから勉強を始める方を教える時には、自分が忘れていた初心を思い出すことができますね。このように、色々なことを様々な生徒さんから教えられます。

  • 現在は、どのようなクラスを教えられているのですか?

    本日の場所(下北沢オープンソースCafe)で、週末に3クラスを担当している他、先ほどお話しました陸上自衛隊のクラス、そしてストリートアカデミーさんではグループに向けた講義をしています。また、プライベートレッスンも行っており、遠方の生徒さんとはスカイプを使ったレッスンを行っています。

    今はコンテンツビジネスよりも、教えることの方が自分の中ではメインとなっていますね。マグノリア英語学習コンサルティングと言ってもいいかもしれません。

  • 「教える」という体験を通じて、渡部先生ご自身にはどのような変化がありましたか?

    人前で話すことが苦にならなくなりました。また、まとまった人数の教室で話す経験を積むに従って、授業の運び方がうまくなりましたね。そのため、タイムスケジュールの大枠は作りますが、それに振り回されずにのびのびと授業ができるようになりました。

渡部先生にとって、教えることの喜びとは何ですか?

  • 生徒さんの成長をダイレクトに見られることですね。私自身、大人になってからずっと手探りで英語を勉強してきました。自分の軌跡が、これから勉強したいと考えている生徒さんのお役に立つのであれば何よりも嬉しいです。

  • 通訳メソッドで学ぶ英会話
  • ありがとうございます。現在、渡部さんもストリートアカデミーで講座を開いていらっしゃると思うのですが、ストアカの良いところ、そしてこれから先生を始めようと考えている方にアドバイスやメッセージをお願いします。

    まず、講座が作りやすいです。先生として講座を作る時に、講座の詳細を記載するフォーマットがあるのですが、生徒さんがその講座に対してより具体的イメージを持ってもらえるような仕掛けがあり、たとえば「こんな事が出来るようになります」などといった項目がデフォルトであるので、効果的なレッスンが作りやすいです。また、「受けたい」を登録する機能もいいですね。一度講座を作ってみて、生徒さんの反応を見て、もしニーズがなければ内容を変えることもできますし。

    また、これから先生を始められようと考えている方にお伝えしたいことは、「教えることで、まず自分が学べる」ということ。企業に所属するわけではありませんので、気軽な気持ちでまずは始めてみてはいかがでしょうか?

最後に

  • ありがとうございます。それでは最後に、先生の今後の目標について教えてください。

    貿易、映画、スポーツ、プラットフォーム…と様々な分野で仕事をしてきましたが、今は英語教育を一番にやっていきたいですね。

    語学はやる気にならないと上達しません。週1で上達するとは、嘘になってしまうので残念ながら言えないのですが、毎日がベストですが、週3でも、勉強すると本当に変わります!

    一般的に、語学は2,000時間の勉強で習得できる、と言われています。大学の英文科を卒業した場合ですら700~800時間なのだそうです。海外留学をすれば否応なしに話すようになれますが、私は国内にいながら英語のコミュニケーション力を向上させたいという方に、勉強のやり方からお伝えしていければと思います。英語を学ぶきっかけ作りや、勉強方法に迷ったときはいつでもいらしてくださいね。

    自分自身がずっと英語を使って仕事をしてきたので、今の立ち位置から一歩出て、海外でビジネスをしたい方をずっとサポートしていければと思います。

  • ありがとうございました!


  • 先生のプロフィール

    渡部 泰子

    渡部 泰子さん(Yasuko Watanabe)

    TOEIC985点。元ユナイテッド航空機内通訳。 読めるのに話せない日本人に欠けているのは発声とトレーニングと言い続けて6年。 学生時代の専攻は英語、英語音声学、言語学。

先生の教えている講座

※2013年06月12日現在の情報です。

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