おしえる
STORY

「無心」と「わくわく」のリボンレイの世界 Minoaka RIbbon Lei 公認インストラクター|Mitsuko Hojo
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先生のプロフィール
ほうじょう みつこさん(Mitsuko Hojo)
Minoaka RIbbon Lei 公認インストラクター
1女の母。
子どもの頃から何かを作るのが好きで、小学生の頃から編み物や縫い物、籐籠を作ったり、工作したりしてました。
最近も消しゴムはんこや羊毛フェルトなど色んなクラフトに手を出してます。(^▽^;)
そんな私が結婚式をハワイで挙げることになり色々調べている
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今回は、ストリートアカデミーで「リボンレイ」のワークショップを開催していらっしゃるほうじょうみつこさんに、これまでのキャリア、リボンレイとの出会い、そして何故リボンレイを教えるに至ったのかその経緯などについてお話をお伺いしてきました。
リボンレイとの出会い
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こんにちは。今日はよろしくお願いいたします。ほうじょうさんはリボンレイ作りを教えられていますが、もともとリボンレイとの出会いについて教えて頂けますか
ちょっと長くなるのですが(笑)、まず私は大学が電子工学部で、卒業後はシステムエンジニアとして就職したんです。仕事はやりがいがあったのですが、残業も多い中体調を崩してしまい、休職することになったんです。休職中に職場の同僚と結婚することになったのですが、休職中という事情もありまして…。大々的に国内で披露宴をするわけにはいかず、ハワイで海外挙式を挙げることにしました。
海外挙式をするにあたって見ていたブライダル雑誌の中で、リボンレイを知りました。ハワイでは挙式のときにレイを渡す風習があるんですが、日本から持っているという事で日本人の挙式では多くがリボンレイが使われており、その可愛さに一目ぼれしてしまいました。
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それからすぐにリボンレイを習い出したのですか?
はい、やってみたいと思ったらすぐ行動に移すタイプなんです。カルチャーセンターの中でリボンレイを教えている教室を探して通い始め、やればやる程ハマっていきました。そのうちカルチャーセンターの教室では頻度が足りず、直接先生のところに通うようになりました。
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すごい熱意ですね!その後、妊娠、出産とライフステージの大きな変化があったと思いますが、それを通してもリボンレイへの興味は失われなかったのでしょうか。
はい。今子供が幼稚園の年長です。育児中、特に子供が小さかったときは、リボンレイにかえってはまりましたね。小さな子供を連れて出かけるのはなかなか難しいですから…。リボンレイを作っていると、リボンの色は鮮やかだし、作っていて華やかな気持ちになれる一方、ひたすら手を動かすので同時に無心にもなれるんです。他にはないちょっと不思議な感覚ですね。育児中のママにお勧めしたいです。
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趣味や楽しみとしてのリボンレイを教えることになったきっかけはあるのですか?
リボンレイの先生が、インストラクター養成コースを始めます、という告知をされたんです。子供がちょうどそのとき1歳になりたてで、少し手がかからなくなってきたので、「今やるべきだ!」と思ったんです。
おばあちゃんに子供を預け養成コースに通い続け、ディプロマ(卒業証書)をもらいました。そのころ、八王子で保育サポーターはちっ子という団体を運営している小金沢さん(現在はコワーキングスペースハニカムステージを運営)とお知り合いになり、はちっ子のスペースを使って教えてみよう、ということになりました。
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やる気と、出会いのタイミングって、不思議に合うものなのですね!今はどのくらいの頻度で教室を開いているんですか?
目標は毎月開催なのですが、子供が夏休みの間や、風邪を引きやすい冬の時期は半年くらい間があくこともあります。子供の具合が悪いからということで当日キャンセルすることはできませんから…。今は、自分のペースで開催していますね。
育児との両立
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育児と教えることの両立はどうされていますか?
義理の両親が近くに住んでいるので子供を預けられるのがとても大きいです。協力してくれる人が近くにいる、ということはとてもありがたいです。
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ほうじょうさんは教えることがもともとお好きだったんですか?
そうですね。教えることはもともと好きでした。本来、リボンレイを教えるのは子供が小学校にあがってから、と思っていたのですが、なんだかんだで、待ちきれずに始めてしまいましたから(笑)。
あと、私は蓮舫さんに事業仕分けされた職業能力開発大学校の卒業生です。職業訓練校の先生になるための学校にいっていたので、「おしえるとは」というようなことは一通り学びましたね。ただ、学んではいたものの、実際に教えてみることで得られることはとても多い!と講座をやるたびに思いますね。
講師になってみて
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教えてみて、どんなことを得られましたか?
教えるまでは、「生徒さんが何がわからないのか、私がわからない」という状態でした。所要時間がどのくらいなのかを気にされる方がいらっしゃるとか、思いがけない声を頂いたときは、対応できるよう心がけています。
また、自分で作っていると、作る物の色やリボンの選び方にどうしても自分の好みが出てしまうので、出来上がるものが偏ってしまうんですよね。講座をするたびに、生徒さんの色の組み合わせに感動します。自分で考えると堂々巡りになってしまうので、生徒さんから頂くフィードバックや意見のみならず、生徒さんの作品からもいつも刺激をもらっています。
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一つの講座で必ずしもみんなが同じものを作っている、とは限らないのですね。
そうですね。他の方が別のものを作っているのを見て、次はあれを作ってみよう…、と思われる生徒さんもいらっしゃるんですよ。
私はリボンレイをはじめる前からもともと手芸が好きでいろいろ作ってきたのですが、手芸の経験がない方にしてみると、リボンレイってちょっと敷居が高そうに見えてしまうんですね。
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私も先生の講座を体験させて頂いたのですが、周りの方がスイスイとストラップを作っていく姿を見てとてもあせりましたが、こんな細密なものを自分で作れたのか…と思うと愛着がわきますね。
大丈夫ですよ!現に二時間でストラップが完成できましたもんね。やってみると単純作業で、繰り返しです。なので、自宅で作ることもできますし、もしわからないところが出てきたら、また次回の講座で持ってきていただいています。
あまり大人数ですと私の方で眼が届かないので、5~6人の生徒さんを見ていく講座を続けていく方針です。黙々と、みんなで無心になって作るのは楽しいですよ。敷居が高くないことをお伝えしていければと思いますね。
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なるほど。教える以外にはリボンレイに関する他の仕事をしていますか?
定期的にお誘いを受けたらイベントにリボンレイを出品し、販売もしています。売ってみると、自分がいいなと思うものが必ずしも売れるとは限らないのだなということを実感しました。だから、教える過程で生徒さんの声を聞くのがとても参考になります。
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生徒さんに人気があるのはどんなリボンレイなのでしょう?
ストラップ、ルームミラー、バックチャーム、ピアス、イヤリング…といろいろですね。あと、リボンレイで作った花を付けた立体型マグネットもとても好評でした。冷蔵庫につけると可愛いんです。リボンレイは一本の線状のものを作るので、様々な形に加工でき、応用がとても効くので、レイの形に拘らず、色々なものを作っています。作るものに関しては、生徒さんの声がとても参考になっています。
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ところで、リボンレイはハワイ生まれなので、夏のものという印象がありますが…?
オレンジや赤など暖色系の毛糸の素材で作ると温かみがある、冬っぽいものも作れますよ。私は年中講座を開いていて、「カーネーション(3~4月)」、「サンダル(7月)」、「毛糸素材のレイ(冬季)」など、季節に応じたものを作っています。
実はハワイではなんでもレイにするんです。お年玉代わりに、お金のお札をレイにしてわたすとか。ハロウィンのときは飴をレイにして渡したりするんですよ。
最後に
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生活とレイが身近にあるんですね。最後に、ほうじょうさんとリボンレイの今後の方向性について教えてください。
そうですね。子供もいますので、焦らず今のペースで開催していければいいな、と思います。自分一人で作っていた頃よりも、教えることで自分が作る物の幅もとても広がりました。リボンレイを教えることと作ることの両方が関わりあって自分が向上しているな、と思います。教えることを考えている方にはぜひお勧めしたいですね。得られるものがとても多いです。
リボンレイを子供が生まれる前から作っていますが、見ているとカラフルで心がわくわくしますし、また作っているときはひたすら「無」になれます。このわくわく、と「無」を多くの方に楽しんでいただけたらいいですね。
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ありがとうございました!
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先生のプロフィール
ほうじょう みつこさん(Mitsuko Hojo)
Minoaka RIbbon Lei 公認インストラクター
1女の母。
子どもの頃から何かを作るのが好きで、小学生の頃から編み物や縫い物、籐籠を作ったり、工作したりしてました。
最近も消しゴムはんこや羊毛フェルトなど色んなクラフトに手を出してます。(^▽^;)
そんな私が結婚式をハワイで挙げることになり色々調べている
先生の教えている講座
講座 | 『☆Sheer Rose☆のんびりリボンレイを楽しみましょう』 |
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受講料 | 5000円() |
定員数 | 6名 |
申し込み | https://www.street-academy.com/myclass/17524 |