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  英語を使って、人生で何をやりたいですか?

英語を使って、人生で何をやりたいですか? 気軽に始めてぐんぐん伸びる♪ 独学英会話メソッド|Rina Iba

  • profile
  • 数多くの英会話講師が登録しているストアカの中でも、人気・実力ともに急上昇中なのが今回インタビューする伊庭莉奈さんです。講師であるとともに、英会話サロンの経営者でもあります。

     

    大企業に勤めていた伊庭さんが、どのようにして英会話講師へと転身したのか。そして英語を教えるうえで、最も大切にしていることとは?

    学生時代のエピソードを含め、たっぷりと伺いました。

初めてのホームステイ

  • 今回はだいぶ遡ってお話を伺っていきたいと思いますが、まず英語と出会ったきっかけは何でしたか?

     

    帰国子女ではないので、普通の学生と同じように、中学に入ってから授業で英語にふれたのが最初です。ただ、13歳のときにアメリカでホームステイを経験しました。 

  • それはどのような経緯で?

     

    静岡県の田舎で育ったのですが、私の住んでいた町の姉妹都市がサンフランシスコにあり、交換留学プログラムを利用したんです。一週間くらいの滞在でしたが、目に入るものすべてが新鮮で、自分にとって大きな体験になりました。 

    ホストファミリーのお父さんは、昔外交官として日本に住んでいたことがありました。お母さんも優しく、でもときに本当の家族のように厳しく接してくれ、とても居心地のよいファミリーでした。 

  • 良い経験でしたね。

    本当に。私が高校に入るくらいの時期には、逆にカナダ人の子が1年以上我が家に住んでいました。ですが、英語力は全然だったので、彼女が悲しい顔をしていても、どうして悲しんでいるのかがわからなかったりして、何度ももどかしく感じました。「英語でコミュニケーションを取れるようになりたい」と思いましたね。サンフランシスコでお世話になったホストファミリーとも英語で文通していて、高校2年生のときにもう一度アメリカへ行きました。 

  • communication

英語が通じない?

  • 大学生活はどんなものでしたか?

    高校生の頃は、ジャーナリストとか外交官の仕事に憧れていました。それもホストファミリーのお父さんの影響で、グローバルで働く人がかっこいいと感じたんです。慶應義塾大学に進学して、1年生の頃はただフラフラと遊んでいただけなのですが、2年生になってこのままじゃマズいと思って、専攻の勉強とは別に大学付属の外国語学校に通い、英語の勉強を本格的に始めました。

    大学2年生の終わりには、ニューヨークへ3週間ほど行きました。でもホームステイ先で、英語が全然通じなくて(笑) 

  • study
  • かなり勉強していたはずなのに、なぜ!?

    ホストファミリーがジャマイカ出身のアメリカ人で、独特の訛りがあったんです。勉強したにもかかわらず、全然通じない。でもそのときに、「これが本当の英語なのかな」って。それまであった「英語はこうじゃなきゃいけない」という思い込みから、解放された気がしました。 

    また、人との出会いもたくさんありました。飛行機で隣に座っていた韓国人と友達になったりすることで、家と学校を往復していただけの日本での生活が、なんだかひどく狭いものに感じられました。今まで狭い世界で生きていたんだなと、この滞在中に強く感じました。 

  • 就職活動はされたのですか?

    帰国後、一応就活はしました。テレビ局や新聞社など、いくつかの企業を受けてはみたんですが、自分も今ひとつ気持ちが乗らず、進路をどうしようかなと考えていました。で、東京大学の大学院に学際情報学府という教育機関があるんですけど、そこが学部生向けにオープンにしている授業があって、ちょうど4年生の頃から、慶應と並行して授業を受けていたんですね。 

  • なぜそこへ行き始めたんですか?

     

    水越伸先生という、メディア関係の研究者で好きな先生がいたんですけど、その先生が学際情報学府で教えているというのを知って、興味を持ったのがはじまりです。それで通っているうちに、やっぱり大学院ていいなと思って、そのまま進学しました。 

国際寮のレジデントアシスタント

  • 大学院ではどんな勉強をされていたんですか?

     

    研究テーマが「在日の外国人と日本人の共生」というものでした。たとえば浜松や磐田など、私の出身地の近くには工業地帯が多いため、ブラジル人の方が結構住んでいるんです。でも、ブラジル人の子どもに義務教育はないので、お金がなく、子どもを学校に行かせられない家庭は多いんです。だから昼間でも、ブラジル人の子どもたちが町をウロウロしていて、そういう現状などを、フィールドワークに入って調べていました。
    もともとはグローバルな問題に興味がありましたが、「本当にグローバルに興味があるなら、まずは内側にあるものをきちんと見てみるべきだ」と教授に言われて、海外のことよりも国内のことを掘り深めていきました。 

  • 他に、大学院時代に大きな出来事はありましたか?

     

    あります! 2年間、国際寮に入っていたんですよ。レジデントアシスタントとして。 

  • レジデントアシスタントとは?

     

    寮に住みながら、留学生の入居の相談やサポートを行ったり、月に一度パーティーを開催したり、そういう役割を担っていました。研究していると他のことが見えなくなってしまう学生もときどきいるので、しばらく姿を見ないと、ちゃんと生きているかどうか確認するのも仕事のひとつでした(笑) 

  • 怖いですね(笑)でもその環境は英語力が伸びそうです

     

    とても良い環境でした。様々な国の学生が、それぞれの訛りで英語を話すので、「英語はこうあるべき」というイメージはこの時点で完全になくなりました。 

  • full

楽天に入社

  • そして、卒業後は楽天に就職されたんですよね。

     

    はい。私が入社した年を境に、社内での「英語公用語化」が本格的に動き出しました。トラベル事業部に配属されたのですが、当時は英語を話せる人が少なく、大事な社内会議でまだ入社したばかりの私がプレゼンしたり、大変なことも多くありました。 

    しばらく勤めましたが、徐々にまた留学したい気持ちが湧いてきて、3年目の途中で退職しました。 

  • 留学って、何か学びたいことがあったんですか?

     

    文化とメンタリティーについて研究したくて。「カルチュラルクライシス」といって、文化の違いによって精神的に落ち込んでしまうということがあり、そのテーマで先進的なコロンビア大学に留学したいと思ったんです。 

  • それで、会社を辞めてその大学へ?

     

    いえ、ちょうど結婚をすることにもなり色々と重なって、結局留学は見合わせたんです。そのときに、英会話講師のアルバイトを始めました。 

英会話講師に

  • ここでようやく英会話講師が出てくるわけですね!(笑) 初めて英語を教えたときは、どんな感じでしたか? 

     

    教えた経験もなかったし、最初は不安も大きかったですね。帰国子女の先生もいたので、自分に務まるだろうかって。 

  • style
  • 英会話教室にも様々なタイプがありますが、そこはどんな教室だったのですか?

     

    生徒は女性限定で、主に初心者向けにマンツーマンレッスンを行う教室でした。30~40代の生徒さんが多かったですね。朝から夜までフル稼働で、ハードな生活でしたが、2年間そこで働きました。 

  • それだけハードなのに、よく続けられましたね。

     

    大変でしたが、やっぱり教えるのが楽しかったんです。たくさんの先生がいるなかで自分を指名していただけたときや、教えた成果が見えたときなどは本当に嬉しい瞬間でした。 

英語を使って人生で何をやりたいのか

  • その後、2014年に独立し、現在の英会話サロン「The Discovery Lounge」を設立されました。この決断については?

     

    仕事に慣れてくるにつれて、自分のスタイルで教えたいという気持ちが強くなりました。 

  • それまでもマンツーマンレッスンでしたが、制約があったということですか?

     

    そうですね。勤めていた教室では、サービスの均質化のために教え方や授業の進め方に関していくつか決まりごとがありましたが、場合によってはそれが必要のない生徒さんもいました。1回の授業も45分と限られていたので、もっと無駄のないように教えたいという気持ちがありました。 

  • 伊庭先生の英会話サロンでは、何か教え方に特徴がありますか?

     

    英語を教える以前に、それぞれの生徒さんに対して「英語を使って人生で何をやりたいのか」という質問を必ずして、そのゴール(目的)を共有するようにしています。 

  • purpose
  • うっ・・・。その質問、ドキッとしますね(笑)

     

    実際、戸惑う生徒さんも多いですよ(笑)でも教える立場としては、これをハッキリさせることで学習のモチベーションを維持させたりしているんです。たとえば「この一週間どう過ごしました?」と授業の最初に質問して、ゴールから逆算して軌道修正をしたり、自信をなくしていたりしたら、「大丈夫だよ」と声をかけたり。結局、英語って楽しくないと続かないですし。 

  • ゴールから逆算して、とおっしゃいましたが、何か具体的な例を教えていただけますか?

     

    たとえば、ネイリストの生徒さんがいらっしゃったんですけど、彼女には「海外でネイリストとして働いてみたい」という想いがありました。 

     最初は「️be動詞って何?」「️makeの過去形はmaked?」という状態だったんです。でも、彼女の目標は海外でネイリストとして働くことだから、マレーシアでの海外赴任の前には、 

    ️・マニキュア、ジェル、オイルの種類を説明
    ️・好みの色、形をカウンセリング
    ・オイルを塗る理由を説明
    ️・お会計
    ️・予約の確認   

    など、すべて英語でできるように取り組んでいきました。さらに直前には、実際にジェルケアをしながらのロールプレイングレッスンをしました。自分で書き溜めてきたメモを見ながら、一生懸命カウンセリングからお会計まで全部英語でやりきった彼女を見て、きっと大丈夫だと確信しました。 

  • 本当に素晴らしいです。先生は伊庭先生の他にもいらっしゃるんですか?

     

    今は私ひとりですが、生徒さんの中から「先生になりたい」と言ってくださる方も出てきました。なので、先生を育てるための講座もやっています。英語を教える先生というよりは、英語学習のサポートができる先生。それを私は「英語ライフスタイリスト」と呼んでいるんですけど、そういう人を育てたいと思っています。

  • なるほど。

     

     

「英語ライフスタイリスト」を育てたい

  • 最後に、今後の目標を聞かせてください。

     

    2つありまして、ひとつは英語を自然に使える場所が、都内にもっと増えたらいいなって。せっかく英語を勉強しても、特別なことがない限り、日本で英語を使う場面は少ないですよね。たとえば料理教室でもジムでもいいのですが、そこへ行くとすべて英語で案内されて、利用者が自然と英語で話してしまうような、そんな新しい学びの場ができたら楽しくないですか? もちろんひとりで実現するのは難しいですが、この想いに共感してくれる人たちと一緒に、取り組みをしていきたいです。

    もうひとつは、私のサロンで英語を教えられる「英語ライフスタイリスト」を育てていくことです。ネイティブや帰国子女じゃないからって、自分のバックグラウンドを卑下する必要はまったくなくて、自分が経験してきたことを誇りに思い、生徒さんたちに返してあげられる人が増えたらいいなと思います。 

  • lifestyle
  • 伊庭さんが考える「英語ライフスタイリスト」というのは、いわゆる普通の英会話教師の方とどう違うのでしょうか。

     

    「英語を教える人」というよりは、「英語を生活の一部として、自己表現のひとつとして使える人」だと考えています。そして、相手に合った英語の学び方を提案してあげられる人。 

    英語を学ぶのは、別に大手のスクールでもいいと思っているんですよ。人によって適した学習法は異なりますから。でも、スクール選びの前に、あるいはオンライン英会話選びの前に、一度「英語ライフスタイリスト」の方に相談してみてほしい。そしたら、ある種コンシェルジュ的に、「そういう目的ならこうして勉強したらいいよ」と、相手に合わせて適切な学習方法を提案してくれて、多くの無駄がなくなります。 

    また、モチベーターとしての役割もあります。生徒さんによってモチベーションの上がり方も異なるので、それを見極めてアドバイスを送ってあげたり、道筋を作ってあげられる人。そんな先生が増えたらいいなと思います。 

  • 伊庭さん、どうもありがとうございました!

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    編集後記: 自分のことを振り返ってみると、「英語を話せるようになりたい」と思いながらもなかなか努力が継続しなかったのは、「何のために?」という意識が弱かったからかもしれません。お話を伺いながら、密かに我が身を反省していました。そして、ネイリストさんの事例には胸を打たれました。忙しいなかでも、ひとりひとりの生徒さんとしっかりと向き合う伊庭先生。これが人気の大きな理由なのでしょう。 


  • 先生のプロフィール

    伊庭莉奈

    伊庭莉奈さん(Rina Iba)

    英会話講師、英語ライフスタイリスト。楽天退職後、英会話講師として、約2年間で英語セミナーやレッスンを延べ300人、5000時間以上担当。選択の幅が広く、個人に合った学びのカタチを提供したいという想いから、独立し英会話サロン「The Discovery Lounge」を立ち上げる。学生、主婦、アーティスト、プロダンサーなど、様々な業界で活動する生徒を持っている。

先生の教えている講座

※2017年03月17日現在の情報です。

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