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STORY

  ”理想の自分になる”ためのファッションを提案したい

”理想の自分になる”ためのファッションを提案したい 元CHANELアドバイザー/パーソナルスタイリスト|Erina Kimura

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  • シャネルのブティックでファッションアドバイザーとして培ったセンスを活かし、カジュアルなアイテムを取り入れた大人上品なスタイリングが人気の木村えりなさん。

     

    憧れのブランドで働きながらも、出産・育児のために退社。8年間の専業主婦時代を経て昨年、念願のパーソナルコーディネーターとなった経緯について伺いました。

     

    主婦目線を活かしたプチプラアイテムミックスの小ワザにも注目です!

昔からおしゃれが好きだった

  • 木村さんは、いつからおしゃれに目覚めたんですか?

     

    子供の頃から洋服は好きで、リカちゃん人形で服の着せ替えをするのがすごく楽しかったことを覚えています。

     

    本格的にファッションに興味をもったのは、高校3年生くらいからですね。

     

    大学の入学式に着るスーツを買いに行った時、ロペでサーモンピンクのスーツを選んだんです。

    親からは、「一般的には、黒や紺、グレーなどを選ぶものだ」と諭されましたが、私は、ハレの日には華やかなイメージがいい!と思っていたので、譲れなかったですね。

  • その頃から、ご自分なりのスタイリングテーマやイメージがあったんですね!

     

    そうですね。大学生になってからは、シャネルはもちろん、グッチやプラダ、ミュウミュウなど、ブランドものが好きになりました。卒業旅行で、イタリアとフランスに行った時は、クレジットカードが限度額オーバーになるくらい、服を購入した思い出があります(笑)

自分らしく働きたい

  • 大学での就職活動は、アパレルを中心に受けたのですか?

     

    実は、当時はアパレル企業はまったく頭になく・・・。

    人に自分の言葉で何かを伝えてその方のプラスになれたらという思いで、接客業を考えていましたが、元々華やかな世界に憧れていた私は、主に航空会社のキャビンアテンダント職を目指していました。

     

    ただ、当時は、JALもANAも新卒の採用がない年度で。シンガポールエアラインなど、海外の航空会社を受けたりもしたんですが、現地に住んで働くということはイメージできなかったんですよね。

     

    とりあえずは、一般職として働いて今後をゆっくり考えるのがいいかなと思って、地元の名古屋の大手企業に一般職として入社することを決めました。

     

    私が配属された部署は、残業が少なく、穏やかに働ける環境でした。上司や先輩にもとても可愛がってもらって、ストレスや不満はなかったですね。

  • それがなぜ、シャネルに転職することに?

     

    楽しく働いていたのですが、当時、ルイ・ヴィトンで働いていた方たちと知り合って遊ぶうちに、「えりなちゃんもこういう仕事したらいいのに。一緒に働かない?」と誘われて。

     

    元々ファッションは大好きでしたし、私がお店に立って商品の良さを伝えたり、コーディネートの提案をすることも一つの接客業だなと考え始めるようになりました。

     

     

    友人にキャビンアテンダントになった人もいたので、「あの子は夢をちゃんと叶えているな」「自分の好きなことを貫いているな、偉いな」と、心のどこかに自分が本当に好きな仕事をしていないという思いもあって。

     

    そこで、アパレルの業界誌を読んで色々なブランドの特徴を調べて、自分が働きたいのはどこかを考え、シャネルに狙いを定めることに。

  • なぜシャネルだったのですか?

     

    色々なブランドのお店に足を運んで研究したのですが、シャネルは、店員さんがショーケースの奥に立っているのではなく、フレキシブルにお店の中を動いて接客するという点に惹かれました。服やバッグ、ジュエリー、コスメなど、商品が世界中に流通していて、ナンバーワンファッションブランドともいえるシャネルで働きたいと決意しました。

     

    ちょうど転職を考えていた時に、朝日新聞の求人欄に運良くシャネルの店員募集が掲載されて。

    ただ、私は一般企業のOLだったので、販売未経験という不安も。

    面接の場では、とにかくいい商品を広めたいという熱意をアピールしました。

     

    合格の通知をいただいたときは、本当にうれしかったです。「大好きなファッションの仕事ができる。私らしく働ける!」と、希望に満ち溢れていましたね。

憧れのシャネルへ入社

  • シャネルでの販売員生活はいかがでしたか?

     

    いちばん最初に配属されたのは。名古屋の松坂屋店。当時はシャネルの銀座本店がオープンする前で、売り上げ高が全国でトップでした。

     

    現場のマネージャーの指導が厳しく、先輩方の人数も多かったのですが、すぐに個人の売り上げ成績を伸ばすことができたんですよね。

  • 販売未経験だったにも関わらず、どうしてそんなに売れたのですか?

     

    お客様に商品をたくさん買っていただけたのは、記憶力が良かったからかなと思います。以前、商品を買ってくださった方はもちろん、どのような商品を買ってくださったとか、ただ商品を眺めていただけのお客様のお顔まですぐに覚えられるというのが得意だったんです。

     

    ファッションは、自分のセンスが頼り。お客様のご希望に寄り添い、自分の感覚を活かしてコーディネートをご提案させていただくことの楽しさを学びましたね。

     

    当時は、実家で暮らしていたので、お給料はほぼシャネルの服の購入に消え、もちろんブランドアイコンでもあるツイードジャケットも身につけていました。

ファッションアドバイザーから専業主婦へ

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    名古屋の松坂屋店で働いたのは3年。その後、遠距離恋愛をしていた今の主人を追って、新宿の小田急百貨店に異動になりました。

     

    そして30歳を前に結婚後、すぐに第一子を妊娠。

    夫は海外出張が多い仕事で年中忙しく、初めての育児を考えた時に、手伝ってもらえる親が近くにいないということと、シャネルの販売員として丸5年働き、一つの達成感を覚えていたので、退社することを決意しました。

  • 育休を取得して復帰するということは考えなかったのですか?

     

    自分の母親がずっと専業主婦だったのと、当時はワーキングマザーとして子供を保育園に預けて働くという人が周囲にいなくて。仕事と育児を両立する自分というのがイメージできなかったんですよね。

     

    ただ、ファッションの仕事から完全に離れるという考えはなく、シャネルを辞める時には、「ゆくゆくは、パーソナルコーディネーターになりたい」という話を夫や両親にしていました。

  • きっかけは何かあったのですか?

     

    小田急百貨店に、「パーソナルショッピング」という無料のサービスがあったんです。百貨店の店員さんがお客様と一緒にデパートの中の色々なお店を巡って、ご要望に応じたコーディネートやアイテムを提案するんです。

    それを知った時、シャネルの販売員だと、コーディネートの全てのアイテムをシャネルでご提案しなくてはならないけれど、ブランドの垣根を超えてご提案できるのは面白いなと感じたんですよね。

  • ずっとパーソナルコーディネーターになる夢を温めていたんですね。

     

    はい。その後、33歳の時に第二子を出産し、毎日育児に奮闘しながら、8年間専業主婦をしていました。当時は、ママ友にもシャネルで働いていたことを隠していましたね。

     

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  • シャネルの販売員と専業主婦とでは、生活の変化が大きそうですが。

     

    子供が生まれて何よりも変わったのが金銭感覚。買い物に行っても、まず子供服を見て、それで終わり。

    自分が会社員として働いていたからこそ、自分が稼いだお金ではないという罪悪感から、服を購入することをためらうようになりました。

    シャネルの販売員時代は、仕事帰りに10万円するようなバッグをポンと買ったりしていましたが、1万円あったら、ユニクロやザラ、H&Mのアイテムを組み合わせてこんなコーディネートができるなと考えるように。プチプラアイテムを探す楽しさに目覚めましたね。

パーソナルコーディネーターとして独立

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    上の娘が小学校に入学して少し生活が落ち着いてきたこともあり、そろそろ自分の時間を使って仕事をしたいなと考えていました。

    そんな時、たまたま雑誌でパーソナルコーディネーターという肩書きの方が紹介されているのを見て、今所属している日本パーソナルコーディネーター協会を知ったんですよね。

    ホームページに載っていることを読んだら、まさに私がやりたいことだ!と感じて。

     

    その夜、会社から帰ってきた主人にすぐ、「私、パーソナルコーディネーターになる! 決めたの。いいよね?」と言いました。

    シャネルの販売員時代からの付き合いだった主人は、驚きつつも、「えりなが自分らしく生きられるんだったら、俺も協力するから。やりたいようにやりなよ」と背中を押してくれました。

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  • ご家族のご理解があってよかったですね。その後、パーソナルコーディネーターになるために、具体的に何をしたのですか?

     

    年明けから、日本パーソナルコーディネーター協会でパーソナルコーディネーターの養成講座を受講しました。講座では技術を教えてもらうというより、主に起業や集客のノウハウを学びましたね。

     

    そして、自分のホームページやブログを立ち上げるなど準備期間を経て、2016年の夏から起業開始。初仕事は、ブログにメッセージをくれた読者の方のショッピング同行でした。

     

    その読者の方というのがストアカでメイクの講師をされている矢野真理子さん。パーソナルコーディネートの講座もストアカでやった方がいいとお勧めしていただいて。ちょうどストアカがTV番組で紹介されていたのを観ていて、「自分の予定が空いている時間に教える」「好きな場所で教える」など、面白い働き方ができそうだなと感じていたので、その日のうちに登録しました。

  • 行動派ですね! これからストアカの講座でやってみたいテーマはありますか?

     

    やりたいテーマはふたつあって。

     

    ひとつは、30代後半から40代のキャリアがある女性で、プライベートも充実させたいと感じている人がターゲット。

    その年代の方々って、もう自分なりの生活スタイルを確立していて、モテたい気持ちや結婚願望はあるけれど、今ひとつ積極的に行動できない人が周囲にも多くて。でも、私がコーディネートを提案することで、服の力で気分が軽やかになって出会いの場へ出かける機会が増えればいいなと。

     

    ふたつめは、起業している女性がターゲットです。

    ストアカの講師にも女性の方はいますが、ファッションに自信がない方が多いように感じます。

    やはり見た目は大事。同性である女性から素敵な人と憧れてもらえれば、ビジネスチャンスにもつながるはず。

    その方のブランディングを確立するために、ファッションの面からもプロデュースさせていただければと考えています。

  • パーソナルコーディネーターとして、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

     

    やはり、お似合いになると思うコーディネートをご提案し、身につけたお客様が鏡の前に立たれた時に、一気に表情が変わることですね。ご自分に自信をもった瞬間に立ち会えるのがとても嬉しいです。

  • では、最後に伺います。木村さんにとってファッションとは?

     

    “なりたい私にしてくれるためのツール”だと思っています。

    顔や体格は変えたいと思ってもなかなか変えられないけれど、ファッションって一番簡単に自分のイメージを変えてくれるもの。

     

    今、38歳。体調も壊しやすかったり、体型も崩れがちになりそうな年代なので、それらを受け止めながら進化して、40代になっても50代になっても、以前より素敵だね!と言ってもらえる自分でいたいなと思っています。

【番外編】ファッションチェック

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    今日のポイントは、なんといっても今年のトレンドカラーであるピンクのパンツ!

    ZARAのパンツを主役にしようと決めて、ユニクロのニットとGUのシューズは落ち着いた色味で揃えました。

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    さらに、シンプルなコーデを際立たせるアイテムとしてこだわったのが、大ぶりのイヤリング。

    これは、ラティスという300円ショップで購入。プチプラアイテムを購入するときは、上品なテイストかつ遊び心のあるデザインを選んでいます。

    安い分、冒険もできるので。リーズナブルなイヤリングやピアスを色々揃えておくと、楽しめますよ。

     

  • 木村さん、どうもありがとうございました!

     

    編集後記:

    インタビュー中、こちらを真っすぐに見つめて、笑顔を絶やさずにお話してくださった木村さん。学生時代は強豪の水泳部に所属していたというご経歴もあり、女性らしさの中にも芯の強さや真面目さが伝わってきました。気さくな木村さんになら、コーディネートの相談が楽しく気軽にできそうです!


  • 先生のプロフィール

    木村 えりな

    木村 えりなさん(Erina Kimura)

    パーソナルコーディネーター。シャネルのブティックにてファッションアドバイザーとして勤務。プレタポルテからアクセサリーまで、お客様一人一人の好みに合わせてスタイリングを提案。シャネル退社後、専業主婦を経て、2016年に独立。現在はおしゃれをもっと自由に楽しみたい女性の専属スタイリストとして活動中。二児の母。

先生の教えている講座

講座 ZARA&GU&UNIQLOで上品モテコーデをスタイリング‼︎
受講料 7000円(3時間)
定員数 3名
申し込み https://www.street-academy.com/myclass/11811

※2017年04月07日現在の情報です。

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