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  日本の会議がガラリと変わる!

日本の会議がガラリと変わる! 仕事観を変えるポジティブプランナー|Koji Sonobe

  • 会議をスムーズに進めて問題解決に導くスキルを教えるファシリテーション講座、企画の立て方・通し方講座、自ら“デキル上司”となって受講生の能力を最大限に引き出すというユニークな講座も開いている人気講師の園部さん。

    どの講座でも、園部さんが大企業に25年間勤め、最年少部長になるまでの試行錯誤の中で磨き上げられた一流のスキルを身に付けることができます。しかし受講生からは、園部さんの仕事を楽しむ姿勢や、超が付くほどのポジティブ思考に触れて、エネルギーをもらえるという声が多く寄せられ、それが人気の本当の理由のようです。

    その前向きな言動の原点や、講座で教えることの根底に込められた思いなど、たっぷりお話を伺いました。

会議全体をデザインする

  • ファシリテーション講座が人気ですね。まずはファシリテータとは何か教えてください

     

    会議をスムーズに進行する人をファシリテータと呼びます。ファシリテーションのスキルをきちんと身に付ければ、物事がスムーズに決定していく会議になり、重苦しい雰囲気がなくなり、楽しくなって参加者が生き生きしてきます。ファシリテータは会議をデザインする人とも言えますね。

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  • 会議をデザインするとは、新鮮な響きです

     

    ファシリテータの役割は会議前の組み立てと準備が全体の8割を占めていて、いざ会議が始まる時には仕事がほとんど終わっています。会議前には既に時間配分もイメージできているし、台本もできている。問題解決というゴールに向けてのプロセスをデザインするのが大きな任務です。
    優れたファシリテータがいる会議は、メンバー全員が必ずゴールにたどり着けるという安心感をもっています。

  • どんな生徒さんが受講していますか?

     

    ビジネスパーソン、独立した人、公務員、医療系の人など、さまざまです。年代は30~40代の方が多いですね。あらゆる職場に「会議をよくしたい」と望んでいる方が多いのだなということを実感しています。

    僕のイメージでは、日本では95%の会議がうまくいっていない。講座では、問題解決のロジックを組み立てる方法など実践的な内容を主としながら、ファシリテーションのスキルを使えば会議がこんなに変わりますよ、ということをお伝えしています。

     

ポストイットで「見える化」して問題解決へ導く

  • 会議をスムーズに進行する具体的な方法とは?

     

    ポイントの一つが「会議は話しちゃダメ」ということ。
    よく、特定の人がつらつらと話している会議がありますよね。それで気持ちいいのはその人だけ。そうではなくて、会議は、参加者全員が自分の意見を取り入れてくれていると実感できることが重要です。そこで活躍するのが、ポストイット。

    ある問題について「これは何が原因なのかな?」とファシリテータが問いかける。参加者にポストイットに書き出してもらい回収した後、ファシリテータがそれを見て適切な順番で貼り出していきながら、を解決策へ導いていきます。

  • 全員の意見が取り上げられることで、参加者の満足感が高まるのですね

    ポストイットを使えば、全員が平等な時間を与えられ、上下関係のないやり方を実現できますからね。またもう一つのポストイットの大きな利点が、会議をリアルタイムで「見える化」できるので、ゴールまでの道筋が一目瞭然なこと。僕が教える会議の進行方法だと、複数が意見を出し合ってガヤガヤする会議にはならないからとても静かだけど、全員の“参加感”がスゴイ。しかも、自然な流れで問題解決に向かいます。ですから一見議論が白熱しているようだけど、終わってみると何も決まっていない、問題解決していないという、日本でよくある会議にはなりません。

     

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  • 講座で教えるときに気を付けていることは?

     

    生徒さんにどのような言葉を使えば伝わるのか、どうすれば分かってもらえるか、生徒さんの反応をしっかり観察しています。どこが分からないか、困っていることは何か、講座のどこが良かったか、積極的に生徒さんに質問もします。生徒さんの答えや反応をもらって、次の講座の時には単語をより分かりやすいものに変更したり、教える内容を常にアップデートしたりしていますね。

    それから、言っていることとやることを絶対に一致させること。知識で知っているだけで、できていないことは言いません。そうでないと全く説得力がありませんよね。

不利な立場から大逆転した会社員時代

  • 講座で教えているメソッドは会社員時代に培われたそうですね

     

    25年間の会社員生活の中で蓄積されたスキルです。それを言語化したものを、講座で皆さんに教えています。会社では、仕事を楽しくする工夫をたくさんしていました。多くの人が感じているように、僕もやりたくない仕事をやらされましたし、会社が自分を型にはめようとする印象をもっていました。そんな時は、「やらねばならぬ」仕事をいかに「楽しい」に変換するかに集中しました。

  • 意外にも不利な状況で社会人生活がスタートしたのだとか

     

    僕は専門学校卒の新卒でNECマネジメントパートナーに入社しました。当時は大卒の人の方が出世は早いし給料も良い。専門卒は不利だと分かったけど、マネージャーくらいにはなりたいと目標を定めました。
    じゃあ、もともと自分には不利な仕組みの中でどう勝ち上がっていくか、つまりこのゲームの中でどう戦っていけばいいのかを考えて、行動するようになりました。

     

  • 出世をめざしていく過程で身に付けたことが、今につながっているのですね

     

    周りを見て「俺の方が仕事できるのに」とか、どうせ自分は専門卒だからダメだとは、全く考えませんでしたね。だって、そういう仕組み・ゲームの中で働いているんだから。これを逆転するにはどうすればいいのか?という方向に思考が働いていましたね。

    自分が少しでも成長して昇進できるように、人がやりたくない仕事を自ら拾っていって、同期よりも圧倒的な場数を踏んで長時間働いて、必要なら資格を取って…と進んでいったら、結果的に最年少でマネージャーにも部長にもなっていました。

     

ゲーム感覚の原点は将棋にあり

  • その強いポジティブ思考はどこから生まれたのですか?

     

    会社員時代に自分自身のことを分析して分かったのは、目標を決めると、今の時点から達成するまでをロジカルに分析して、ゴールにたどり着くルートをちゃんと見つけることができるんだということでした。そういう思考の原点がどこにあるのかを振り返ってみると、小さい頃、熱心にやっていた将棋に行き着きました。

  • 確かに棋士=ロジカルな人という印象です

     

    将棋は、正にロジックでどう詰めていくかというゲーム。小学生の時、塾には行ってなかったのに、父親が僕に将棋の家庭教師をつけていました。僕に将棋の相手をしてほしかったみたいで(笑)。小学校4年生くらいまでの多感な少年時代に、1日中、将棋をして育った思考が土台にあるようです。他にも、人生ゲームや囲碁など頭を使うゲームをよくしていましたね。振り返ってみると、当時培われたロジカルな思考が、今、開花している感覚がありますね。

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  • 会社員時代もそのゲーム感覚で活躍されました

     

    ゲーム感覚と専門学校卒というハンディを負っていたことが、目標へ突き進む強い動機の源でした。150人の同期を全員抜くと気持ちいいだろうな、すごく楽しいだろうなと。
    会議を無数に経験し、自分で企画を乱発してそれを通すためにはどうすればいいか思考錯誤したりすることで、30代後半には今のメソッドが確立されました。

会社をスイスイ泳ぎたい人! 集まれ!!

  • 講座を通して一番伝えたいことは?

     

    仕事って楽しいんだよ、こんなに楽しいゲームってないよね、ということ。
    僕は元来、“楽しいへの変換力”がとても強かったから、会社で重責を担っていてもうつ病にもならなかった。だから、ぜひ伝えたいのが、スキルひとつを身に付けることで職場が本当に良くなりますよ、ということ。みんなが「会社に行くのが楽しい」という世の中になれば素晴らしいですよね。

  • 教えることのやりがいは?

     

    生徒さんから寄せられる声で、「明日からすぐに仕事に使えることを学べて良かった」というのは当然多いですが、皆さんの感想で共通しているのは「前向きな気持ちになりました」「元気をもらえました」という声。講座を通して、僕の仕事に対する姿勢や考え方、アイデンティティに触れ、そこを評価してくれて、生徒さんが自分もそうなりたい!と思ってくれたり、言ってくれたりすると嬉しいです。

  • 最後に今後の展望を教えてください

     

    「会社をスイスイ泳ぎたい」と思っている人に、ぜひ僕の講座を受けていただきたいです。裏を返せば、会社で溺れている人がとても多いから。少なくとも僕の周りには、スイスイ泳いでいるマネージャーや中間管理職の人は少なかったです。講座を通して仕事を乗り切るスキル、つまりゲームで生き残っていく“武器”をそろえて、仕事を楽しんでほしいですね。皆さんが会社を楽しく泳いでいけば、日本が良くなると本気で思っていますから。

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  • 編集後記:
    園部さんは終始、にこやかで穏やかな口調で話しながらも、仕事への情熱がビシビシと伝わってきて、インタビュー後には私も自然に活力が湧いてきました。また、「相手がどんなことを言っても“いいね!”で返せる自信がありますよ」との言葉通り、講座でも生徒さん一人ひとりを肯定して、尊重されていることが容易に想像できました。園部さんのコミュニケーション力も一流であることが、多くの受講生を集めている要因の一つになっているようです。


  • 先生のプロフィール

    園部浩司

    園部浩司さん(Koji Sonobe)

    「枠を超えろ!」をモットーとした、人材育成・組織改革・風土改革コンサル会社である園部牧場株式会社の代表取締役。新卒でNECマネジメントパートナーに入社し、25年の間、企画力、プレゼン力、ファシリテーション力、プロマネ力を磨き、社内改革の責任者として数多くの大型プロジェクトを成功させる。2016年4月に独立。現在は個人向けだけでなく、企業向けの講座も展開中。

先生の教えている講座

※2017年08月25日現在の情報です。

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