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  一度やってみたい!がリアルになる

一度やってみたい!がリアルになる バク転を教えるアクションエンターテイナー|Makoto Tashiro

  • ストアカの講座の中でも、内外から注目を集めるバク転教室。講師の田代さんは現役のアクションエンターテイナーとして舞台に立つ一方で、自身のスキルを生かしてバク転を教えています。2017年の7月末までの1年間で「受けたい」数と予約数の合計が最も多かった講座に与えられる「ストアカAWARD2017優秀講座賞 スポーツ・アウトドア部門」を受賞。テレビでも珍しい習い事として、ストアカの同講座がよく取材を受けるという。

    しかし、人気の秘密は単なる物珍しさではない。バク転という動作を一つ一つ分解して、それぞれの動きの注意点を適切な言葉で丁寧に解説しながら、個々に合わせたアドバイスと補助を行っていることが、人気を支える大きな要因となっている。実際、リピーターの受講生も多く、中には補助なしでバク転ができるようになるまで何カ月も通い続ける受講生も。

    人気講座を受け持つ田代さんに、アクションとの出合いや教える活動に込められた思いなど、じっくりと伺いました。

     

社会人になって初出演した舞台がアクションだった

  • まずはアクションや演劇との出合いについて、教えてください。

    もともとは、大学の演劇サークルに入ったことがきっかけです。

    数多くの舞台に立ち始める中で、時代劇やファンタジーだと戦うシーンがあるので、そういう芝居でアクションをするようになりましたね。

  • そこからアクションを専門にするようになった経緯は?

    大学卒業後に、初めて出演した舞台がアクションものでした。そこでアクションコーディネーターをしていた方と仲良くなって、チームの練習に参加させてもらうことに。最初は楽しいので遊びに行く感覚でしたが、徐々にそこから仕事をもらうようになっていきました。気が付いたら、セリフをしゃべる役よりも、舞台上で戦っている方が多くなっていたという感じですね。

     

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  • 田代さんはさすがにバク転がすぐにできましたか?

    美しさはさておき、アクションチームでお世話になり始めてすぐにできるようになりましたね。病弱に生まれたものの、運動は好きで小4~高1までサッカーをしていて筋肉もついていましたし、自覚的に体を動かすことに慣れていたからかも知れません。

大ケガがきっかけでバク転教室を始めることに

  • 演じる側だった田代さんが、バク転を教えることになったきっかけは?

    スタントやプロレスアクションを中心にするアクションチームに所属して、週5~6日は人前でアクションをやっていました。ところが、頚椎骨折という大けがを負ってしまい、約1年間、アクションから離れることになってしまったんです。

    このままプレイヤーとしてだけやっていると、また同じことが起きるかも知れない不安を感じて、他に自分のスキルで仕事につながることはないかと考えるようになって、バク転にたどり着きました。

  • バク転の需要があることに気付いていたのですか?

    アクションチームの練習に参加していた頃に、役者仲間からバク転を教えてほしいと頼まれることがたまにあったんです。履歴書やPRシートの特技の部分に「バク転」と書くと、目に留まりやすいからということでした。

    僕は補助の方法も学んだので、とりあえずバク転教室をやってみようと思い立ちました。

  • それでストアカで教えるようになったのですね

    教える場を探す中で、ストアカと出合いました。実際にバク転教室をやってみると、大人でもバク転の需要が高く、びっくりしました。皆さん、興味本位の方がほとんどですが、バク転の練習を始めてみると楽しくなって「また来たい!」と言ってくれる方が多くて、初期段階から手ごたえを得られましたね。

2時間でマット運動の前転から始めてバク転へ

  • どのような方が受講していますか?

    30代前後の生徒さんが多いですね。受講の動機として「できたら格好いい」「一度やってみたかった」という声をよく聞きます。意外にもバク転をどこかで披露する予定がない方がほとんど。「忘年会や飲み会でやりましょうよ」とは声掛けしてますが(笑)。女性の生徒さんも増えていますし、50~60代の男性受講生もいらっしゃいます。

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  • 1回のレッスンでバク転ができるようになるのですか?

    運動神経が良いと、1日で補助なしでバク転ができるようになる方もいます。多少慣れは必要ですが、バク転は身体能力がそこまで高くなくてもできるんですよ。実際、僕は体がめっちゃ硬いですし。

    教室の定員はだいたい5人で、マット運動の前転・後転から始めて2時間みっちり練習します。

  • 印象的な生徒さんのエピソードがあれば教えてください

    30代後半の男性で、3ヵ月くらいずっと長く通ってくださって、最後には補助が外れて一人でバク転ができるようになった方がいました。ご本人もとても喜んでくださいましたし、僕もできなかったことができるようになった姿を見て、本当に嬉しかったですね。そんなに熱心に通い続けてくださったのに、この方も特にバク転を披露する場はないそうですが(笑)。

教えることと演じることを両輪にして進む

  • 教える時に気をつけていることは?

    僕の講座は、言葉で伝えて、それを頭で理解してもらえばOKというのではなく、体現してもらわないといけないので、どのような言葉を使えばその通りに体が動くかなというのは常に意識しています。

    つい「グッと踏んでパッと飛んでください」なんて、擬音ばかり使いたくなってしまうので、分かりやすい言葉で論理的にアドバイスするようにしていますね。

     

  • 教えることで、ご自身が得たものはありましたか?

    生徒さんがバク転をする体の動きを見ていると新しい発見が多く、自分の体の動きを見直すきっかけになっています。教えるようになってから、より一層、自分が体をどのように動かしているかに敏感になって、結果として、前よりもキレイにバク転ができるようなりました。

  • ogp
  • 演じることと教えることが、良い影響を与え合っているのですね

    教えることで自分を客観的に見ることにつながり、とても良かったです。これからも現役のアクションエンターテイナーとして舞台に立ちながら、教える活動も続けていきたいですね。今ではどちらも欠かせない両輪のような存在です。舞台だけで食べていくのは正直、厳しい面もありますから、生活していく上でも2つの仕事をよいバランスで続けていきたいです。

連続技やインスタ映えする決めポーズも教えたい

  • 最近の活動について教えてください

    舞台では最近、ゲームを題材にしたものに出演したり、スーツアクターとしてヒーローショーに出たりしています。教える活動では、幼児向けの運動教室をしたり、自分自身でローカルヒーローをつくりプロデュースしたりしています

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  • ローカルヒーローをゼロからつくり上げたのですね⁉

    ブローノヴァという名前で、中野区のサブカルチャーを営業するという設定です。敵はサブカルをつぶそうとする大企業(笑)。今年の10月に「日本ローカルヒーロー祭り」などでお披露目することができました。グッズも作りましたし、これから認知度を上げていくことができればいいですね。

  • 最後に今後の展望について教えてください

    受講生の皆さんは単に「バク転をやってみたかった」という理由が多いですが、それが大事だと思います。そういう“ちょっとやってみたい”に挑戦できる環境を自分が用意できればと考えています。

    そのためにも、将来は自分のスタジオを持ちたいという目標があります。そこでバク転だけでなく、上級者向けの連続技や、インスタ映えするようなヒーローの決めポーズを教えられたらいいですね。今、若手の役者でアクションがうまい人が増えているので、彼らを講師として迎えて、下積み中の役者をサポートしたいという思いもあります。

  • 編集後記:「普段とは全く違う動きでリフレッシュできた」「イメージの例えが適切」と好評のバク転教室を主宰する田代さん。実際にお会いすると、一つ一つの質問に誠実に答えてくださる姿が印象的でした。その人柄も講座に多くの人が集まる理由になっているようです。

    自分とは遠い所にあると思っていたバク転との距離がグッと縮まり、最後には少し挑戦してみたくなりました。


  • 先生のプロフィール

    田代惇人

    田代惇人さん(Makoto Tashiro)

    アクションエンターテイナーとして、パフォーマンスや演劇、コメディ、キャラクターショーを始め、アーティストのバックダンサーやイベントの賑やかしなど、幅広く活動。プレイヤー以外に、アクションコーディネートやアクション教室、アクロバット教室などを開催。チーム「えるそる」を立ち上げ、人生をより楽しく幸せで充実するように、誰もが自分自身で輝ける存在になるための活動を続けている。

先生の教えている講座

※2017年10月20日現在の情報です。

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