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  女性にも喜ばれる、本格的な革製品を作りたい

女性にも喜ばれる、本格的な革製品を作りたい 世界に無いモノを作ろう|Doi Masahiro

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  • 文京区春日。開放的な窓ガラスが印象的な温かみのある空間で、黙々とモノづくりに励む人たちがいました。受講者の間をゆっくりと回りながら、丁寧なアドバイスを送っているのは、講師のドイマサヒロさん。レザークラフトのワークショップを通して、革製品を作ることの楽しさ、使うことの楽しさを広めています。

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  • この日はパスケースを作る2時間のワークショップ。慣れない作業に四苦八苦しながらも、夢中になって取り組む参加者たちの姿が印象的でした。

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自分でも作れるということがわかったから、やってみた

  • ドイさんは、いったいどういう経緯でレザークラフトを始められたのでしょうか。

    福岡の大学を卒業後、都内のベンチャー企業やIT企業で働いていました。スマホのアプリを作る会社でマーケティングの業務に携わったり。社会人になって「何か趣味を持ちたい」と思ったときに出会ったのが、レザークラフトでした。
    革製品はもともと好きだったんですけど、自分が心から使いたいと思える製品があまりなかったんです。それで、調べているうちに自分でも作れるということがわかり、自分で作れるならやってみようと思って。最低限の道具を揃えて、独学で革製品を作り始めました。

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  • 元手がそんなにかからない、つまり初期投資を小さく始められるところが、レザークラフトの良さのひとつです。もちろん道具は後から買い足しましたが、最初は2万円くらいあれば、作るのに必要な道具は揃えられます。

  • なるほど。ちなみにモノづくりは学生の頃からよくされていたのでしょうか。

    いえ、それが全然やっていないんです(笑)。図工や美術の授業が楽しかったのは覚えていますが、それも『振り返ればそうだったな』と思うくらいの話です。モノづくりって意外とやればできるんですよ。

良質な製品にこだわる方をターゲットに

  • レザークラフトのワークショップが他にも沢山ある中で、参加者の方々がドイさんの教室を選ばれるのには理由があるのでしょうか。

    やはり、製品のスタイルを好んで選んでくださって来ている方が多いと思います。

  • なるほど。ドイさんのスタイルの特徴は、どんなところにあるのでしょうか。

    ひとつは、あえて『手作り感』を売りにしていないこと。もうひとつは、女性好みの革製品を作っている、ということですかね。

    手作り感、ハンドメイド感をあまり出さないというのは、簡単に言えば『ブランドショップに置いてあるような売り物っぽいものを作る』ということです。具体的には、革はなるべく薄く、そして縫い目を細かく仕上げています。もちろん手作り感のある製品が好きな人もいるので、これは良い悪いという話ではなく、あくまで作り手の好みの話です。
    私の革製品は、ヴィトンやコーチの財布を持つような方、つまり良質な製品にこだわる方をターゲットにしています。そういう方の中で、ブランドのロゴに対価を払うよりも本質的な革の価値に対価を払いたい、そう思っている方に買ってもらいたいと思っているので、プロダクトとしての完成度をとても重要視しています。

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  • 「女性好みの革製品」という切り口もそれと関連しているのでしょうか。ちなみに商品を買われるお客さんも女性が多いのでしょうか。

    はい、9割が女性です。理由としては、まず色合いが女性に好まれます。革製品というと、ブラックやブラウンのレザーが多い印象がありませんか? そういう中で、ピンクやブルーの鮮やかな色を使った製品を多く作っています。ワークショップでも、ブラック・ブラウン・ブルー・レッド・ピンクの5色から好きな色を選べるようにしているので、女性の参加者からも喜ばれます。

    実は、革製品の作り手というのは、圧倒的に男性が多いんです。だから、作られる製品も男性好みのものになりがちです。女性のデザイナーもいるにはいますが、女性が作るものの多くが雑貨なんです。バッグとか財布とか、そういう本格的な革製品を作る人は少ないんですね。
    私は、『作りにこだわる』という点では男性的ですが、プロダクト自体は女性に喜ばれるものを作っています。そのバランスが、自分の強みではないかと思っています。

「作る楽しさ」と「使う楽しさ」を伝えたい

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  • なるほど。ところでなぜ製品を作って売るだけなく、あえて作り方を”教える”ワークショップまで開催されているのでしょうか。

    このワークショップは2年ほど前に始めたのですが、背景としては、私自身単純に人に教えるのが好きということと、あとは自分が独学でレザークラフトをやってきて苦労した部分も多かったので、これから学ぼうとしている人たちの助けになれたらなという思いです。同時に、モノづくりの楽しさも知ってもらえたら嬉しいですね。これがきっかけとなって何かに繋がったら、私もやりがいを感じます。

    参加する皆さんには、革を切って、縫って、コバ処理(切断面の処理)のプロセスを体験していただいています。簡単そうに見えるかもしれませんが、実際にやってみると結構難しくて、苦労されます。

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  • でも、苦労するから楽しいんです。ものづくりの奥の深さを感じていただけると思います。

    そして革製品には、「作る楽しさ」「使う楽しさ」があります。作って終わりではなく、使うことでどんどん深い味わいが出てくる。これが革の良いところですね。自分で使うのも良いですし、プレゼントにしてもすごく喜ばれます。

    プロダクトによっては数回の受講に分けて制作するものもありますが、パスケースなどですと、2時間のワークショップ内で作り終えることができるので、自分でモノを作ってみたい!という方はぜひ一度参加していただけたらと思います。少人数制なので丁寧にお伝えしますよ!

  • 編集後記:自分の作ったパスケースを、誇らしそうに持ち帰る参加者の方々の笑顔が素敵でした。ドイさんにはこの素晴らしい活動をぜひ今後も続けていって頂ければと思います。

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  • 先生のプロフィール

    ドイマサヒロ

    ドイマサヒロさん(Doi Masahiro)

    6年前に趣味でレザークラフトを始める。その後、革の技法を本格的に学ぶために手縫いの革教室で技術を習得。現在も技術の向上に邁進中。
    革小物は独学でもある程度は作れるようになりますが、最初に道具や材料が必要だったり少しとっつきにくい部分もあります。革小物作りに興味があるけれど何から始めればいいか分からない方の手助けになればと思います。

先生の教えている講座

講座 初心者のための楽しい革小物作り講座
受講料 3600円(2時間)
定員数 4名
申し込み https://www.street-academy.com/myclass/1490

※2016年08月12日現在の情報です。

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